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前が見えねェ

デデデデ前後章を観た。
うーん、只事ではない映画だった。こういう映画は好きなのだけど、デデデデは思ったよりダメージを受けてしまったな。
今の世の中と重なる部分が多いからだろうか。
デデデデも原作の描かれた時期を考えると、東日本大震災後の感覚が強い作品だと思うが、Afterコロナ時代を生きる私たちにとっては予言的だ。
いや、むしろあの時の震災こそが、人々が“このようになる”と暴いた出来事だったのかもしれない。
時代に対して予言的に重なる作品の登場は、ある程度の周期でやってきているように思う。
それは、東日本大震災の時期に放送されていた魔法少女まどか☆マギカや(時期は少し後になるが)まわるピングドラムの背景に阪神淡路大震災があるように、世の中の大きな事件や災害からの警鐘を昇華させた作品がリリースされるタイミングは、何か人間の第六感的な部分で「これからの世界に備えるべし」と訴えているのかもしれない。
虫の知らせみたいな。
世の中の機微から感じ取った胸騒ぎみたいなものが、かつてのそういった事件をクリエイターに想起させて「今、これを描かねば!」と行動させるのかもしれない。
UMA研究家の中沢健先生がいつぞやの番組で“円谷英二、庵野秀明シャーマン説”を提唱されていたが、あながち間違いではないと思う。
精霊を呼び出すシャーマンとは違うかもしれないが、クリエイターは世の中に対して特殊なアンテナがあり、時折、それが予言的なものになったりするんだろうと思う。
クリエイティブな人は、目に見えないものとの繋がりが強いんじゃないだろうか。
まァ、あくまでオカルトですけどね。
それで言うと最近はチェンソーマンとかめ組の大吾救国のオレンジなんかもそうだが、世の中とのシンクロを狙った作品が多い気がしていて(狙った、と書くのはやや意地悪かもしれないが)、クリエイター達は既に今の世界に終焉に近い何かを見つめ始めているんじゃないかという気がする。
個人的には“時代と寝る作品”リレーが始まると、何となく景気の悪さみたいなところを感じてしまって背筋がゾクッとするのだ。
景気の悪さ、と書いたが、これは受験期の学生に近い陰鬱さがある気がする。
わかりにくいかもしれないが、誰もが何者かである事を願われ、また本人も何者かであろうと苦しむというあの感じだ。

「あなたは、あなた自身がこの世界に必要とされるように世界の形を変えずとも、既にあなたはこの世界に居ていい存在なんだよ」

言い方を変えれば、あなたという作品が面白いのは、あなたによって世界が暴かれたからではなくて、あなたが面白いからであり、だからこそ照らす事ができた人がこの世界に居ますよ、という事だ。
だから、ノストラダムスの予言とか、日月神示とか、2025年7月とか、そんなの別に大丈夫ですよ、と言ってあげたい。
世の中の多くの作品が想起させてしまうほど、僕達は未来に対して不安でなくても大丈夫なんです。

何の話だって感じですが、つまりはデデデデを観て思ったより凹んだ自分への慰めの文章です、これは。

最早行きつけのチゲそば。
大学の先輩と行きました、気に入っていただけたのでまた近いうちに行きます。

チャミスルも飲んだ

次回は久々に有料記事を書くつもりです。
以前、月一くらいで有料記事書くみたいな事言いつつ全然考えていなかったので……。
しかし有料記事、何を書けばいいのやら。
普段僕が書いている記事は1000〜2000字くらいの文章量ですが、有料記事はちょっと多めに書くようにしています。せめてもの奉仕のつもりで……。
せっかくなのでみんなが明るい気持ちになれる記事が書けたいですね……そのようになるかは記事を書く時の僕の状態次第ではありますが。
最近、体調悪いからな〜〜。

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