俺らいっつもこんなん

男3人集まってくだらないことしてるだけ。でもそれがいいんっすよ。

この台本に関しては性別は全員男のままでお願いします。女性が男性を演じるのは全然OK!


タケ:本名「竹之内学(がく)」アホ。でも良いやつ。でもアホ。がっくん呼びもされる。

りっちょん:本名「足立直也」。真ん中2文字から呼び名がついた。満更でもない。割とアホ。

ジーヤ:本名「宮内りょうへい」ツッコミポジション。上記のアホ2人の世話係っぽいところがあり、「爺や」から呼び名がついた。不本意だったけど気に入ってきてる。

作品内の「本気しりとり」ですが、()書きで言い方指定されているところ以外は自由に本気出していただいて構いません。なんなら()書きのところも自由に本気出しちゃってください。

タケ:
りっちょん:
ジーヤ:

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ジーヤ:………タケ?

りっちょん:………

タケ:……消えろ。俺の気が変わらないうちにな。

ジーヤ:お前がうちにこいっつったんだよ。

りっちょん:ジーヤ、俺たちなんかしちゃったのかな?

ジーヤ:間に受けんな!

タケ:いやごめんてぇ(笑) これ言ってみたくてさぁ。

ジーヤ:急にやんなよ困るから…お前こないだの旅行でもホテルのフロントで変な事言ったな。「ここは俺に任せてお前らは先に行け!!」って。お前が鍵受け取るんだから俺らが先行っても意味ねえっつの。あれ聞いてフロントの人震えてたぞ。

タケ:嘘?そんな怖い言い方したっけ…?

ジーヤ:笑われてたんだよバカが!!こっちが恥ずかしかったわ!!

りっちょん:ねえやっぱり俺たちなんかしちゃったんじゃないかなあ!?

ジーヤ:お前はいつまで必要ねえとこでオロオロしてんだ!!タケももう「消えろ…」のノリじゃねえだろ!

タケ:全然覚えてないんだな、あんなことをしておいて。

りっちょん:っ!?

ジーヤ:テンションを!戻すな!

タケ:ごめんてえ(笑)

りっちょん:先週タケが食いたがってたチョコのアイス、売り切れてて買ってこれなかったって言ったけど、俺が我慢できずに食べてました。

タケ:何しれっと白状してんだてめえ許さんぞ!?俺あれめっちゃ食べたかったんぞ!?

りっちょん:タケ、ごめんてえ(笑)

タケ:くっ!うざい!

ジーヤ:お前が言うの?どの口で?

タケ:人に言われてよくわかったよ…ごめんてえ(笑)のうざさ…

ジーヤ:ああそれは、うん。わかってくれて嬉しい。

りっちょん:今度また買い出しにでも行った時アイス買ってやるからそれでチャラにしてちょ。

タケ:絶対だぞ…!指切りげんまん嘘ついたら針千本なんとやらだぞ!

ジーヤ:飲ませろそこまでいったら。
んで、今日は何で呼ばれたの俺たち?

りっちょん:あ、そうだよ。とりあえず来い!ってだけ急に言われたもんね。

タケ:え?まあその…

ジーヤ:ん?

りっちょん:なにさ。

タケ:暇だったから…

ジーヤ:いや、知ってたけどさあ…!

りっちょん:なん、こう、タケだなあって感じ。

タケ:いいじゃんおまえらも暇だったんだから!

りっちょん:何その決めつけ!

ジーヤ:こっちはお前みたいにいつも暇なわけじゃねえぞ!

タケ:じゃあどうだったのよ実際?

りっちょん:………暇でした。

ジーヤ:負けんなよ…。

りっちょん:マジで暇だったから、ラッキーって思っちゃってた。

ジーヤ:そうだろうな反応早かったもんなあお前。

タケ:ジーヤは?

ジーヤ:え?俺も暇だったよ?

りっちょん:なぁん!!?ジーヤもじゃんか!!

ジーヤ:暇じゃなかったら来るわけねえじゃんあたりまえだろ?

りっちょん:そ…!!まそりゃ、そうかあ…。そうだなあ。

タケ:負けんなって…。

ジーヤ:言い返していいんだぞりっちょん。

りっちょん:えだってどう言い返せばいいの?今の?

タケ:「お前だってタケに聞かれてあっさり暇だったって認めたじゃん!負けてんじゃん!」とかそんなん?

りっちょん:あ、なるほど…!!
…………お前だってタケ(に聞かれてあっさり)!

()内に被せて
ジーヤ:もうおせえよ!なんで今その言い返しが俺に通ると思った!?

りっちょん:遅いかあ

タケ:どんまい、次に活かそう!

りっちょん:うん!!

え待って、俺また言いくるめられるかもしれないってこと?

ジーヤ:いや、ないない。知らんけど。え、てか、タケ?

タケ:あはい。

ジーヤ:お前マジでノープランで呼んだだけってことだな?

タケ:そうです。

りっちょん:も~~~じゃあ暇人が集まって3人パーティ組んだだけじゃあん。

タケ:よわそっw

りっちょん:どうせ集まったんだしなんかしようよなんか!

ジーヤ:つってもなあ……。

タケ:しりとりする?

ジーヤ:タケそれ本気で言ってる?

タケ:いや7割冗談。

ジーヤ:3割本気なんだ。思ったより本気でびっくりしてる。

りっちょん:あ!はい!じゃあ、本気しりとりしてみない?

ジーヤ:はぇ?

タケ:本気じゃないしりとりとの違いが知りたいです!!

りっちょん:簡単です!ワードを本気で言うんです!全力で!

タケ:なるほど!!

ジーヤ:意味わかんないの俺だけ?

タケ:よしやるぞりっちょん!

りっちょん:OK!ジーヤ、見て学べ! んじゃ俺からいくわ。
しりとり(吐息多め)

タケ:ストップ!!!

りっちょん:なあによ!?

タケ:お前の全力弱くない!?

りっちょん:おばか!!声を張ることだけが全力にあらず!!

タケ:はぅあ!!?

りっちょん:ワードひとつひとつに心を込めて、己の想像力を総動員して口にする。それが、全力ってことなんじゃないかな?

タケ:あぁ.........りっちょん……俺全然わかってなかったよ…

りっちょん:いいんだタケ。さあ、改めて始めよう。本気しりとりを!

ジーヤ:はよしろ。

りっちょん:いくぜ、タケ。

タケ:おう!

りっちょん:しりとり(吐息多め)

タケ:りっちょん(イケボ)


ジーヤ:終わったけど?

りっちょん:タケぇ!?どうしたんだよ!?

タケ:ごめんりっちょん!!さっきの感動から思わずお前の名前を言っちまったんだ!!お前の言葉があまりにかっこよすぎたから!!心に響いたからぁ!!

りっちょん:おいおいよせやい!照れる照れるぅ!これじゃ顔がスイカだぜ!!

ジーヤ:…んん、分かりにく!?顔が真っ赤の比喩にスイカ持ち出すな!どっちかっつーと緑の見た目を思い浮かべるぞ!?人にもよるが!!

タケ:よし!大丈夫だりっちょん!もう一度やらせてくれ!!

りっちょん:OK!いくぞタケ!

ジーヤ:はよして。

りっちょん:しりとり(吐息増し)

タケ:りっ…

ジーヤ:!?

タケ:きょう!!

ジーヤ:あぁよかった。こいつマジかと思った。

りっちょん:うんち

ジーヤ:こいつマジか。

タケ:ち…!?うんちのちから続く言葉…!?

りっちょん:いいんだよタケ。思うがまま言っていいんだ。

タケ:うぁ…!男子がみんな持っているわんぱく精神があの言葉を俺に言わせようとしてくる!!

りっちょん:いいんだ!いいんだよタケ!その言葉が君を解放してくれる!

タケ:ち…!

りっちょん:頑張れ…!

ジーヤ:なんの時間これ?

タケ:ち……ち…………鎮魂歌(キメ顔)

りっちょん:そう、それはつまりレクイエム。ラテン語において「安息を」という意味を持つそれが、君を苦しみから解放してくれる言葉。

タケ:Iwill sing for you

りっちょん:me to

ジーヤ:歌うな!!!!!

タケ:!?なぜだ!?なぜ歌わせてくれないんだジーヤぁ!!?!?

りっちょん:タケは自分のためじゃなく俺たちのために歌ってくれようとしたんだよ!?

ジーヤ:唐突に目の前で友達にレクイエム歌われるこっちの身にもなれ!なんだレクイエムって!鎮まらんわ!あと何お前も歌おうとしてんだme toじゃねえよ!

りっちょん:じゃあいったい誰が荒ぶるタケの魂を鎮めてくれるんですか!?

ジーヤ:んなもん勝手に荒ぶらせとけ!

タケ:お゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!

ジーヤ:ダメだうるせぇやっぱ荒ぶるな!!

りっちょん:I'll sing for you タケ!!

ジーヤ:歌うなぁ!!!

りっちょん:我が儘ボーイかよジーヤぁ!!?

タケ:選べよ、ジーヤ。俺たちが歌うか、俺たちが荒ぶるか!

ジーヤ:うぅわ最悪の2択だ。しかもりっちょんも荒ぶることになってる。

タケ:さぁどうする!?

りっちょん:さぁ!?

ジーヤ:いや………どっちにしろうるさすぎるから却下。

タケ・りっちょん:うす、すんません。

ジーヤ:はぁ…ったく…。

タケ:ん?

りっちょん:どしたんタケ

タケ:いやいや…ジーヤだけ本気しりとりしてなくね?

りっちょん:あ。

ジーヤ:いやいやいやいやマジでいい。まぁじでいいから!!ほんとに!!

りっちょん:なんでだよやろうよ!!楽しいんやで本気しりとり!?

タケ:せやで!?あんたもやんなさいな!!

ジーヤ:お前らのその阿吽の呼吸マジで嫌だ!!

りっちょん:お前も本気しりとりやってくれれば阿吽を超えて阿吽恩になれるから!!

ジーヤ:あ う ん お ん ?

タケ:なろうぜ……阿吽恩!

ジーヤ:それ恩の部分が俺!?お前らに恩なんてねえよ!!

りっちょん:なんで恩の字がそれだってわかったの!?

ジーヤ:テキトーだよ!当たったのに全然嬉しくねえなこれ!!

タケ:恩の字・・・?

ジーヤ:こいつわかってねえな!?

タケ:いやいいんだよそんなことよりジーヤも本気しりとりしようしようしよう!?

タケ・りっちょん:(しりとりを勧めてくる)

ジーヤ:あー鬱陶しい!!いいよわかったよやるよ!!

タケ・りっちょん:(盛り上がる)

タケ:オッケー最初は俺に任せろ。いくぞ!
しりとり(フリーダムを感じて)

ジーヤ:りんご(ホストみたい)

タケ・りっちょん:おぉ……

ジーヤ:え、なんで?

タケ:いや、結構ちゃんと本気出してくれたからなんか…

りっちょん:ねぇ?なんか……ねぇ?

タケ:なんだかんだジーヤもやる男だったわけだ。

りっちょん:そういうことだね…

ジーヤ:お前らマジでふざけんなよ!?



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