かんぺ大賞2019

#かんぺ大賞2019

#かんぺ大賞

2019年に観た初見の作品のから、作品の優劣というよりも個人的にいちばん印象に残った作品を選んでみました。選外にはお勧めできる作品をリストアップ。

作品賞・邦画「非行少女」1963年、浦山桐郎:今でも通じる格差社会の問題
 次点 「遊び」増村保造、1971年:「曽根崎心中」につながる様式美
作品賞・洋画「第七天国」フランク・ボーゼージ、1927年:甘美なメロドラマ
 次点 「復讐鬼」1950年、ジョゼフ・L・マンキウィッツ:鉄腕アトム的ヒューマニズム

選外・邦画
「ヘアピン・サーカス」1972年、西村潔:クルマが演技している!
「姿なき目撃者」日高繁明、1955年
「殺人者(ころし)を追え」1962年、前田満州男:ヘイトとマチスモ
「昭和刑事物語 俺にまかせろ」日高繁明、1958年:佐藤允!
「自動車泥棒」和田嘉訓、1964年:武満徹の音楽も良い
「暖簾」川島雄三、1958年:大阪の商家一代記
「肉体の学校」木下亮、1965年:三島の映画化
「四谷怪談」1965年、豊田四郎:高度成長期に制作された四谷怪談
「大阪の宿」1954年 五所平之助:原作も読みたい
「狼」1955年、新藤兼人:ブラック企業
「0(ゼロ)線の女狼群」三輪彰、1960年:変な作品
「特急にっぽん」川島雄三、1961年:列車群像もの
「夜の河」吉村公三郎
「みな殺しの霊歌」加藤泰:佐藤允!

選外・洋画
「長い見送り」1971年、キラ・ムラートワ:空気感と間
「ビッグ・リーガー」1953年、ロバート・アルドリッチ:集団ドラマ
「戦争と平和」原題 我弾劾す アベル・ガンス:大戦への異議申し立て
「人生の乞食」ウィリアム・A・ウェルマン:ホーボーたち
「つばさ」ウィリアム・A・ウェルマン:ガンダムの先祖か
「バシュフル盆地のブロンド美人」プレストン・スタージェス:西部劇ギャグ

再見作品
「風流交番日記」1955年、松林宗恵
「怒りの孤島」久松靜児、1958年:デジタル化
「甘い汗」豊田四郎:水木洋子の傑作
「いろはにほへと」中村登、1960年
「気違い部落」
「模倣の人生」原題 Imitation of Life ジョン・M・スタール、1934年
「大番」4部作
「歌行燈」成瀬巳喜男
「死んでもいい経験」キム・ギヨン
「幽霊と未亡人」
「鹿島灘の女」山村聰

新作
「主戦場」
「ROMA/ローマ」
「THE GUILTY/ギルティ」原題:DEN SKYLDIGE グスタフ・モーラー(デンマーク)、2018年