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要約練習帳4

1月25日(月)米国でスペイン風邪流行下に、医師の処方で治療として飲酒する手法が禁酒法の中でも続いた。コロナ禍でも、飲酒のあり方が変わり、家飲みが増え、家族の会話も増えたという。コロナ収束後にも、飲酒のこのような好ましい変化は、定着させていきたい。

1月26日(火)ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏らが公開した「プーチンのための宮殿」という動画は、若者層の政権への不満に火をつけた。そして帰国後逮捕されたナワリヌイ氏の釈放を求める抗議が全土に広がり、治安部隊と衝突した。全国一斉抗議という限度を越え噴出した政権の不満と、続く治安部隊の弾圧に対する西側の非難は、プーチン氏にとって冷水の洗礼(ロシア正教)となるか。

1月27日(水)コロナ禍で強いられた巣ごもりや、長引いた急行で、昨年の本の販売金額が伸びている。ゆったりと家で開く本が時空を超えた冒険へ、想像もしなかった知見へと人を導いてくれる読書は、「緊急事態」の数少ない救いの一つだ。

1月28日(木)幕末には、アイヌの集団種痘が行われ、免疫のない多くのアイヌの命を救った。令和の「プロジェクトX」と言われる新型コロナウィルスのワクチン集団接種の詳細については、まだこれからである。くれぐれも地域と医療の実情を軽んじないように、願う。

1月29日(金)「身の内の財」すなわち身についた知や徳は朽ちない、と教育の大切を教えた寺子屋の教科書である。現在では、来年度から教科書のデジタル化が、小中学校で試験活用が始まる。教科書は紙からデジタルに変わっても、「身の内の財」を次世代で引き継ぐ教育の原則は忘れないでほしい。