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予想ドラフト(#ヨソドラ) 日本ハム指名レポート

はじめまして! なんJ改め南慈英です。

先日ARAさんよりお誘いいただき、ドラフト予想イベント『ヨソドラ』に参加しましたので、取り急ぎ指名意図についてレポートします。


指名選手は以下の通り。

1位伊藤大海 投手 駒大苫小牧大
2位来田涼斗 外野手 明石商高
3位高田孝一 投手 法政大
4位萩原哲 捕手 創価大
5位加藤翼 投手 帝京大可児高
6位蔵田亮太郎 内野手 聖望学園高
7位山本晃希 投手 日本製鉄かずさマジック
育成1位 山本一輝 投手 中京大
育成2位 鈴木駿輔 投手 福島レッドホープス
育成3位 高橋康二 投手 福井ワイルドラプターズ

今回のデプス検討過程については

データ内容に関しては 

http://www.baseball-lab.jp/8/にそれぞれ譲り、指名選手や指名過程について言及していきます。


1位早川隆久→伊藤大海 駒大苫小牧大

完成度がウリのNo.1道産子右腕。クローザーとしても注目されたが、勝利貢献を考えると1年目からローテーションで回したい。早川と比べると1才年上なのがネックだが、河野らと1年稼働年数をずらせるとみれば計算しやすい。また身長こそ180cmないもののハズレ1位には堀・吉田輝・河野と低身長選手の指名も多く、無視できる材料

公言前の指名でしたので、早川を外した後の伊藤指名。圧倒的な支配力はないものの1年目から高いパフォーマンスができるのは彼しかいない、という判断(予想)でした。

公言後の指名に関しても下馬評が大石>斎藤であった2010年でも斎藤に入札した経緯があるので、伊藤入札のパターンも織り込み済みでした。

もし指名できなかった場合でも外れは大学生投手を予定しており、スペシャルな高橋(1位候補)栗林(1位候補)のほかは木澤(1位候補)入江(視察)鈴木(視察)大道(候補)の指名を検討(予想)していました。

プレイヤーイメージは東芝時代の宮川哲(西武)。


2位 来田涼斗 外野手 明石商高

3拍子揃ったスタープレイヤー候補。身長も180cmあり日本ハムのドラフト方針にマッチ。中距離砲としての打撃能力は新球場のサイズで開花させたい。アスリート系CFに分類されるが守備能力には疑問符。CFとして定着できなければ万波や浅間を代替とし数年後空いた両翼でデプスを補完したい

5ツールプレイヤーと謳われていますが実際高いレベルのバッティングと足に比べると守備範囲もまあまあ肩もまあまあでCF守りきれるかは怪しいですが、新球場はドームラン的に両翼が狭いらしいので分のいい賭けになりそうです。

もし彼が獲得できなかった場合は3位で西川(候補)(Ex.石川慎吾)を指名、それも叶わない場合は下位で笹川、石川らの指名を考えていました。プレイヤーイメージは梶谷隆幸(DeNA)。

OFに関しては五十幡は?との質問も聞かれたので軽くデータを。(BABIPは犠打・犠飛含んでいません)

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彼のバッティングの魅力はその低い三振率にあると思いますが、データを見る限りインプレー打率が俊足タイプにもかかわらず低い値を示しており、シフトで対応されやすい打球傾向(=当てただけ?)を示すのではないか という考察を出しました。俊足巧打タイプを好まない日本ハムのスカウティングとも照らし合わせ、ひとつの材料として使用しました。

3位 高田孝一 投手 法政大

"MAX155㎞の剛腕で鳴らす速球P。リリーフとしての運用を想定するが3イニング程度なら先発(ショートスターター)も任せられそうな実戦派。Hardな打球を打たれているのかBABIPのせいなのか被打率に難、コマンドは荒れ気味だが四死球率は控えめで広い札幌ドームに向いているはず。
TJ手術で来期全休が想定される石川直の後釜としても期待。
東京六大学の投手を3位以降指名することはまれだが、宮台(2017・7位)がいる "

この枠は森井(セガサミー・コメント有)や山下(福大大壕高・コメント有。一部報道では一位候補)ら先発投手をイメージしていましたが、残念ながらその二人が直前で消えてしまったため残っている投手(コメント有)で一番いい投手を、ということで指名になりました。ここで根本や内田はオーバーピックで5位で取れるという考えでしたが、結構早めに消えましたね😭プレイヤーイメージは島内颯太郎(広島)

4位 萩原哲 創価大

"ケガ離脱の多いレギュラー・清水や2番手・宇佐見の下振れリスクを抑制できる即戦力捕手。
三振率も低く、1年目からある程度のアジャストが期待できる。ファームを飛ばして1年目で20試合前後の一軍出場があれば御の字。
清水・宇佐見・石川と180㎝台が並ぶ捕手陣においては175㎝という身長がネックだが、近年のドラフトでは郡・田宮・梅林と低身長捕手の指名が盛んであり無視した"

いわゆる創価枠ですね。

獲得できない場合は栄枝を代替とし、栄枝も消えた場合はさらに下位で高卒捕手を抑える心積もりでした。今年の高卒「捕手」は180overがいないためにコアとしては心許ないですが、一応上のほうにリストアップしていたのは3人。他競技での実績がある中川、体の大きい二俣、岸本です

古川は? と質問がありましたが彼は視察の垂れ込みはあるが記事はなし。日本ハムの捕手スカウティングとして大野から断続的に打てなくても守れる捕手を揃えていることから、打撃系捕手を好まないのではないかとの予測ができます(例えば去年では海野郡司には情報あったんですがトシヤにはない)。私の見立てでは古川がプロでCできるかは半々、コンバート先の1B・3Bはプロスペクトが控えるという編成で、保険として取るとしても3巡目を想定していました。

プレイヤーイメージは高谷裕亮(ソフトバンク)。

5位 加藤翼 帝京大可児

山本由伸ライクなフォームで話題のMAX153km投手。グラブをやや上げながらの投球は癖が強いように見えるが動作自体はスムーズ。コマンドも高卒としてはそこまで悪くなく、初年度から2軍ローテで回せると想定。変化球はカーブが冴えるがこのフォームだと使える変化球がもう何個か必要になるはず。身長は179cmとギリギリ180cmないのが残念だが、先発としての指名で大きく育ってほしいところ。

プレイヤーイメージは本田仁海(オリックス)。

指名時には根本遥颯も内田了介も消えていたため、残った先発候補をクロスチェック。最終候補に残ったのは痩身で180の常田(視察情報有)、左で187あり横浜高だが(これマジ?)な体型・フォームの松本(視察情報有)、それに加藤。彼のみコメントが出ていたのもそうですし、一番の上玉という認識でしたから「良い選手を取る」の大義名分のもと指名しました。また、この時点ではコメントの出ているクローザー候補・小林樹斗が残っていましたが、日本ハムは近年高山~柿木と5位指名の高卒リリーフを指名後にMAX135前後まで追い込んでいるため😭、育成は難しいと考えスルーしました。高卒リリーフは育成難易度高いです。


6位蔵田亮太郎 聖望学園高

187㎝の巨躯を駆るモンスターSS。プロでは2B想定での指名。足の速さや肩の強さに突出したものはないがこの体格での柔らかいハンドリングは可能性を感じさせる。バッティングも癖がなくすぐに2軍で使えると判断。

プレイヤーイメージは太田賢吾(ヤクルト)。

今成スカウトもニッコリのわくわく2B候補。山村もリストに入れていましたが、SSを守るシーンが少なく選択肢から外さざるをえませんでした。1年2Bをやって難しいようであれば3Bへのコンバートも考えられるタイプの選手。ほかの2B候補は180㎝ないのが日本ハム的に惜しいですね。渡会は待って取りすぎなように見えました。元が3巡目、元山が4巡目ならそれぞれ検討したかも。


7位 山本晃希 投手 日本製鉄かずさマジック

"MAX155㎞とのウワサの変則気味右腕。平常時はMAX140後半もそこそこでMAXは参考記録か。
日本製鉄かずさマジックから加藤(15年2位)や玉井(16年8位)が入団済みで下位指名も可能とみる。"

6巡目までで埋めるべきデプスをほとんど消化し終えたので7巡目はリリーバーに。残っている選手の中で一番接点がありそうな彼をチョイスしました。下位指名は身長そんなに気にしてないようですがあればあるだけいいですね。プレイヤーイメージは井口和朋(日本ハム)。


育成1位 山本一輝 投手 中京大

近年獲得し続けている左腕枠を指名できなかった分の穴埋めとして。福田・鈴木に連なる、地方では向こう敵なしのスタッツ。フォーム・コマンドともに破綻のない好投手。リリーバーとして育成したい。MAX147で身長も180㎝越え。

育成指名は昨年に合わせて大卒1名+独立(BC)2名、デプスの都合から全員リリーバーという形で考えていました。昨年の育成大卒が俊足の宮田だったのでこの枠はなるべく一芸系で埋めたかったのですが、大曲を直前で指名されてしまったことで情報はないものの指名傾向に近く優秀なスタッツを残す彼を当て込む形に。ドラフトボーダーラインの企画に参加していたので、まず縛りはないかな、ということもあり。

プレイヤーイメージはスケールダウンした山崎福也(オリックス)。


第2位 鈴木駿輔 投手 福島レッドホープス

2020年のBCリーグで最多三振・最多投球回(防御率)を記録したNo.1先発。コマンドも中々だが、マネーピッチに欠けるのはご愛敬。プロではリリーバーとして。

こういう正統派には言うことないですね。大卒と同年齢の22歳です。身長も180㎝越え。

プレイヤーイメージはスケールダウンした上茶谷大河(DeNA)。


育成3 高橋康二 投手 福井ワイルドラプターズ

191㎝の長身から暴れるフォーシームを投げ込むMAX154のパワーリリーバー。25と高齢だがスタッツや球速も成長中。とくに今年は与四球率が改善した。

日本ハムは彼に調査書を出した3球団の中でも特に熱心とのウワサで、スタッツも申し分ない成績を残しています。多田野スカウトの目撃情報も複数回あり。

プレイヤーイメージは変化球の弱い藤浪晋太郎(阪神)。



以上支配下7名、育成3名の指名となりました!

https://twitter.com/aravirtd/status/1319655990220910595?s=20

協力してくださったボボボイペさん・田中さん含め皆様、5日間ありがとうございました!またどこかでお会いしましょう。それでは。

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