祭りの屋台の赤いシロップのかき氷を食べたかったけど、食べられなかった話

今は違いますが、昔、小学生のランドセルは男が黒で女が赤と決まっていました

だからなんだ? かき氷のシロップとなんの関係がある?
と、なりますよね。自分もそう思います

でも、小さい頃の自分は違ったんです

もう、病的に欠片でも女の子らしい行動をすることが自分の中のタブーで、

赤いシロップはいちご味→苺はフルーツ→フルーツは女性が好んで食べる→女の子らしい!!

って感じで、ことあるごとに、それは女の子らしくないか? 周りから変にみられないか? とビクビクして暮らしていました

ちなみに、今は自分の性自認は「男」「女」ではなく「自分」と認識しています
甘いものが好きで、暖色系の色が好き。でも、異性は女性だから、女々しい男ら辺に落ち着くのかな

中学生まで、女の子と付き合っている男の子をさんざんからかっていた人達がいました。
だから、女の子と付き合うのは恥ずかしいことなんだと思い込んでいたのに、その人達は高校に入ったらサクッと彼女を作っていて、

はぁ???

っとなったことを覚えています。
その辺からでしょうか?
周りの目を気にしすぎるのは、意味がないと思うようになりました。
(気にしすぎるですからね。全く気にしないのはヤバいです)
オレンジ色のシャーペンをドキドキしながら買って、学校に持っていって、友達がチラリとみてから何も言われなかった時は感動しました。これ、やってよかったのか…と

でも、子供社会って残酷で、そして複雑で、普通から外れた者を容赦なく排斥します
だから、石橋を叩いて叩いて、渡らない位の用心をしていたんだと思います

でも、それって自分を隠すってこと

祭りに一緒に遊びに行く友達に、赤いシロップのかき氷すら見せられないほど自分を隠して生きていました
小学校、中学校でも友達がたくさんいたし、学校から一緒に帰る友達もいて、休日遊びに行く事もありました
けど、この人は友達! と自信を持って言える人がいませんでした

高校に入ってしばらくして、中学校の友達だった人から電話が来て、どういう自分で接していたのか忘れてしまって、遊びの誘いを断る位自分を作っていました

本当におバカだと思います

でも今、中学校の時の友達と飲み会とか行くと
「中学校の頃から変わってないなぁ」
なんて言われるんですから、完全に一人相撲です

祭りのかき氷の屋台で、いちごのシロップが食べたいのにブルーハワイを選んでいる自分に助言したいです

「周りの目線なんか気にしないで、注文しな。期待しているところ悪いが味は同じだぞ」

そんなに自分を隠す必要はないのだ。恐れるな。もっと自分を見せていけ。男だ女だにとらわれるなetc.
言いたいことは一杯あるけど、そんな事言われるより、いちごのかき氷を頼んだとき、友達が普通に接してくれたら、そこから自然と学んでいくだろうと思うから、それだけでいいんだと思います

駄文失礼しました。かしこ

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