テニミュ4th六角 感想メモ(ネタバレ注意)7/20お見送り追記
※ネタバレ配慮なし
※よかったところも微妙だったところも書いてるのでなんでも大丈夫な方向け
よかったところ
全体
・緑山の"楽しめない"エリートテニスと六角/青学の"楽しむ"がむしゃらテニスの対比がよかった。
・脚本/演出の三浦さんはルドルフや氷帝みたいにわかりやすいヴィランがいるほうが筆乗ってる感じするけど、実は六角みたいな素直なキャラが多いチームのほうが相性よかったりして? と思うくらい手堅い作りだった。
・ベンチでいろんな色のジャージが並んで各校の統一感薄れるのが好きじゃなかったから、D2で真っ赤な六角とトリコロールの青学が対になっててそうだよこれこれ~!ってなった。
青学
・前半パート、大石大活躍で嬉しい。
・菊丸の分身シーンは今作のハイライト。今回は全体的にオリジナル要素強めだったけど、やっぱりテニスの王子様が三次元で再現されると嬉しい楽しい大好き。このシーンのためだけにもう1回見たいと思った。
緑山
・原作は大人(父)を超えていく子供たちってテーマがあると思っていたから、大人のシーンを全部端折って子供たちだけにフォーカスするのはまさに新訳・テニスの王子様だった。4thの良いところは原作とは違う視点のテニプリを見せてくれることだと思う。
・テニミュボーイズはアンサンブルを兼ねつつ緑山で全員役があってよかった。今までのボーイズって持て余してる感強かったから……。
六角
・キャストはナチュラルさ全開。突出したスキル持ちがいない分、スキルフルだった前回の氷帝との差別化もできてる。
・オジイは今作のMVP候補。今回から井上さんがいないからその役割をオジイが担うことになっていたら嫌だなと思っていたけど杞憂だった。原作の得体の知れない老人感がちゃんと再現されていて、試合中何もせず座ってるだけなのがいい。全選手が歌ってるときに一人だけボールを目で追ってるところも強者感ある。
・個人的一押しはダビデ。声がいい。
・バネさんは体格がバネさんだった。ダビデと並んだ時のバランスが絶妙。
・D1の4人は誰も歌が得意じゃなさそうなんだけど、勢いで押し通す感じはこれはこれでありだと思った。
・六角曲はサンバだったりベンチャーズだったりBe My Baby(※ザ・ロネッツのほう)だったり歌詞でアロハって言ってたり振り付けが湘南〇風だったり、海のイメージが雑すぎて逆に面白かった。
氷帝
・2幕冒頭のコントパートで跡部がイープラスネタ入れ込んでたのがザ・日替わりっぽくてよかった。
・ジローがキャラ的にもメタ的にも有能。横山さんは観劇してる人を物語の世界へ連れていってくれるパワーがある。
微妙だったところ
・エリート緑山とがむしゃら六角に加えて、手塚のいない青学、全国に行けない氷帝、橘さんを倒した立海などなど詰め込みすぎで(毎度のことだけど)情報過多だった。
・全体的に歌が冗長に感じた。今までの公演では感じなかったから、単純に尺が長かったのか?
・「Drive Your Dreams」好きなんだけど、氷帝公演の曲だから良いのであって、緑山・六角のオープニングにするには緊張感ありすぎない?
・本編ラストの次回公演への繋ぎのシーンで入院しているはずの幸村がいるのは本当に謎。4thは卒業式からスタートしたからすべてが回想なのかもしれないけど、だとしてもおかしい。真田・柳・赤也じゃダメだったの?
その他
・パチンコ屋とかゾルディック家とかいろいろ言われている跡部の家、私は焼肉のたれ宮殿を思い出した。
・大石大活躍で嬉しいけど、新テニミュで原大石に兼松さんの曲を歌ってほしかった気持ちが倍増した。
・新テニミュ2ndのときは常にドーパミン出まくりで、氷帝のときもそれを少し感じたのだけど、今回はそういう感覚にはならなかった。湧ける音楽とある程度のスキルを持ってるキャストがマッチしないと脳汁出ないのかもしれない。
7/20追記
客席降り
客席降り解禁になってから初の端っこ席だったんですが、海堂が真横に来た。思わず「近……!」って声出た。遠くで見ても近くで見てもいい意味で印象変わらない。レスなくてもキャラが近くに来てくれるだけでめちゃくちゃ嬉しい。
お見送り
手前からジロー、青学、六角の順番。最初のブロックだったせいか進みが早くて、キャストの前離れるまでトータル10秒もなかったと思う。ジローは全員と目合わせてくれて、近くの人がやってたCを返してた。六角はサエさんと樹っちゃんはお見送り苦手そうだなとなんとなく感じていたので、首藤狙い打ちでありがと三角やったら全力で返してくれて好き!!!!ってなった(チョロい)。
余談
立川は1月の氷帝以来2回目。スケジュール的に凱旋行けないので、ギャンブルだと思って立川のチケット取りました。幸い取れた席は視界良好だったけれど、毎回こんなハラハラしながらチケット取りたくない。まあハラハラしたくなければ数を増やしたり取引したり良席を諦めたり、いろいろ工夫が必要なんでしょう。普段から舞台を見に行く人にとっては当たり前の考え方なのかもしれないけど、私はテニス以外見に行かないので割り切るまでに時間がかかりました。
なぜわざわざこんなことを書いているのかというと、前回氷帝で中止&内容変更が続いたとき「数を増やせば回避できた」と仰ってる方を見かけて。ごもっともと思う反面、みんながみんなそんな頻繁に劇場に足運べるわけじゃないから!って思ったんですよね。そういう考えの人がいるのは全然いいんです。が、前回の公演のトラブル対応から見るに、カンパニー側も「どうせみんな何回か来るでしょ?」って高を括っていたような気がして、それがショックだったんですよね。
だから今回、完全体で公演をやり通せるよう試行錯誤した跡があってほっとしました。剣太郎役が急遽変更になってもちゃんと代役がいて、菊丸は3人に増やすことによってダンスの負担を分散させて、歌割も極端に多いキャストがいなくて、そしてそれらに違和感がなかった。とにかく安心してテニミュを見られてよかったです。出演者もスタッフも、どうか誰もケガなく完走できますように。
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