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ポケットモンスター しびれ/めまい

ゆらゆら帝国について。ここでは好きな曲とかをつらつらと書きます。

出会い

最初に聴いたのは「空洞です」でした。


初めて聴いたときはなんだこれと思ってハマれなかった。ギタボは天パだしベースは姫カットのロン毛だし。しかし90年代の音楽を掘っていく中でゆらゆら帝国の存在の大きさに気付かされました。3ピースで出すグルーヴ感は唯一無二で誰にも真似が出来ないと思います。
その次に「ゆらゆら帝国で考え中」のMVを観ました。

だいたい俺は今3歳なんだけど
2歳のときにはもう分かってたね

ゆらゆら帝国で考え中

頭ん中で爆音で音楽が鳴ってるから聴こえねえよ!
衝撃を受けてまさにこの状態で毎日頭の中で流れてた。そこから色々聴いていくことになります。

3×3×3

私がハマったきっかけ。何より音がデカくてびっくりすると思う。是非ノーマライゼーションをオフにして聴いてみて欲しい。(中でも「つきぬけた」がマジでうるさい)

「EVIL CAR」
初めて聴いたときは衝撃だった。後にドアーズとかを聴いてみて、これがサイケかぁ〜と気づく。ソロ終盤のカッティングが至高。

「3×3×3」
表題曲。いつまでも聴いてたいような感覚。不気味すぎて好き。

「ドックンドール」
歌詞が大好き。テンポの早い曲が多い中でゆったりしてるのが入ってるのが良い。イントロがoasisのサムマイトセイに似てる。それも元を辿ればTレックスに繋がるのだけど。

「わかってほしい」「発光体」「昆虫ロック」「アイツのテーマ」は無難にみんな好きだと思う。フェスの映像が楽しそう。

アルバム通しての感想は妖怪とか虫がたくさんいるような、ちょっと気味の悪い世界。

ゆらゆら帝国のしびれ/めまい

記事のタイトルにしたものです。どういうこと?と思った方。実はこの2つは同時発売されたアルバムなんです。色違いでタイトルが違う…ポケモンに似てますよね。同じような考えを持ってる人間はTwitterに既に何人かいました。
これらはこれまでの作品から大きく変化しています。まずはしびれから。

しびれ

「時間」
途中でアナウンサーが原稿を読み上げるような語りが好き。時間という概念についての歌詞がPINK FLOYDのTimeを想起させます。

「夜行性の生き物3匹」
これは大学の軽音部に入り初めてコピーさせてもらった曲で思い出に残っています。祭囃子の感じがYMOの「ABSOLUTE EGO DANCE」とかNUMBER GIRLの「FIGHT FIGHT」とかと同じく良いですね。

まあなんといってもこのアルバムの好きなところは最後の3曲に繋がりがあるところ。
「無い!」のライブver.がゆらゆら帝国で1番好きな曲です。不思議で複雑なリフを歌いながら弾いていて最初に観たのは野音の映像で単純にすげー!と思いました。
アルバムバージョンもゆったりしていますが聴いてて心地いいです。
ライブ盤が2つあって2バージョン収録されているので是非聴いてみてください。

めまい

こっちは全体的にアンニュイな感じがあって昭和歌謡感もある。安眠用としてもいいです。あといくつかの曲はボーカルが2人になっています。

「恋がしたい」
直球な恋愛ソングをバイト先の有線で死ぬほど聴いているので、恋をしてる状態ではなく恋に対する欲求を歌っているのに新鮮味を感じます。サックスもかっこいい。

「ボタンが一つ」
こちらも恐らく恋愛ソングの部類。聴くと虚無感に襲われます。
インタビューによるとボーカルの女の子は当時9歳だったらしい。

「冷たいギフト」
ファズの音に酔いしれる曲。MVにもファズエフェクターがいっぱい出てきます。これも終盤に子供がコーラスで入ってきて岡村靖幸の「あの娘ぼくがロングシュート…」を聴きたくなります。

「星になれた」
世界観に飲み込まれる。SF感があって大好きです。これもライブver.おすすめです。ラストに相応しい曲だと思います。

空洞です

解散の理由は結局、「空洞です」の先にあるものを見つけられなかったということに尽きると思います。

http://www.yurayurateikoku.com/kaisan.html

ラストアルバム。完成しきってしまったという理由から解散をすることになります。かっこよすぎるなー。
語彙がなくてこのアルバムは正直説明難しいので簡単に!全体を通してサイケ全開でドラムもギターもスカスカ。この前お酒を飲んで聴いてみたら気持ちよかったです。

「おはようまだやろう」
始まりからオシャレーーーーな曲。

「できない」
ライブで宇宙船が襲来するみたいなぞわぞわ感から始まるのが好き。(YouTubeコメント引用しちゃいました)

「あえて抵抗しない」
これもライブver.のギターレスで坂本慎太郎がマラカス振ってるのが好き。亀川千代の流動的なベースが最高。

「美しい」
これはアルバムよりもシングル盤の方が圧倒的に好きなのでそちらを聴いてほしい。MVは汚いのが苦手な人は見ないほうがいいかもですw
クソなものが美しいという矛盾したことを歌ってますが芸術の本質的なことを突いているようで凄い歌詞だと思います。川谷絵音も関ジャムで紹介してたみたいですね。

「空洞です」
いつ聴いてもいいな…心が浄化されて昇天しそうになります。これが彼らの最高到達点と言われて納得できると思います。
自分は恋愛の歌なのかなと解釈してます。誰かに恋をして心の一部が抜き取られてしまうような、そんな感覚。
挿入歌として使われている映画「愛のむきだし」もいつか観たいと思ってます。


えっ、「ミーのカー」「ゆらゆら帝国Ⅲ」「Sweet Spot」、他のシングルは???と思った方。ごめんなさい。インディーズの頃のもですが聴き込めてないので語れません!好きな曲だけ羅列しておきます。

  • グレープフルーツちょうだい

  • ズックにロック

  • ラメのパンタロン(コピーした)

  • アーモンドのチョコレート

  • でっかいクエスチョンマーク

  • 次の夜へ

  • すべるバー

終わりに

今も多くのフォロワーがいるゆらゆら帝国。
崎山蒼志君も坂本慎太郎と向井秀徳を尊敬しているみたいです。(実質私は崎山蒼志?)
下書きを書いてから3ヶ月も経ってしまった〜
次回はスピッツについて書こうと思います。お読み頂きありがとうございました!

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