定期テストをどう受け止めるか

鹿児島修学館中学校では9月27日から6教科を3日に分けて、定期テストが行われた。
一日目のSHL前には、「終わった」「ここも出るよね?」など多種多様な不安の声が聞こえてきた。
しかし、SHLを終えると空気が一変し、全員が机に付き、すぐそこのテストに向けて、最後の勉強をし始めた。
焦りから来るものか、当たり前だと考えてのものか、なんにせよそれほど大事なものなのだろう。

大きな差が見受けられ始めたのは1回目のテスト後であった。緊張が取れたのか答え合わせや、難易度に対しての「共感を求める生徒」、
終了後すぐに「自習を始める生徒」の2種類の生徒達が見受けられた。
これは個人的な感覚になってしまうが、テスト返却の際、勉強に取り掛かっていた生徒の方がテストの点数が高い印象をもつことができた。
テストも持久走のように最後まで諦めないのが重要なのだろうか。

国語のテスト返却の際には振り返りを記入する時間が設けられた。
この時間をどのように使うのか、授業中のため、他の生徒の書いた内容を確認することは出来なかったが、明らかに手の動きが止まっている生徒もいれば、6行全て埋める勢いで手を動かす生徒も居た。
しかし、私は、手の動きだけで価値を決めるには少し惜しいよう感じた。というのも、思春期の生徒となると喋る人は選びたいものだからだ。
文字数だけで決めてしまうのはあまりにも理不尽なのではないだろうか。

もちろん「私は本心もめんどくさいとしか思ってない」そんな人も居るだろう。しかし、ほんとにそうなのだろうか。自分自身でも分からないものは、思う以上にあるものなのだ。それこそ1例にしかならないが、1回目のテスト前の自習をした理由が思いつかない人は気づいていない可能性が高いだろう。
今1度自分の可能性を確認してみるのもいいのではないだろうか。

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