「威」



威張り散らしてた怒りん坊。

未来にさして愛や希望は無く、
誰かの理想のつぎはぎを纏い、
彼は逃避行を苦に先の的に
狙いを定めず弓を置いた。

願いを叶えず悔いを残した。

そんな自分にまた怒りを溜める。
こんな自分いらないと匙を投げる。

責めるばかりで己守らない。
エールは無しでともすればお笑い。

終わらない拷問のセルフサービス。
ここは内臓の奥。ヘルプジャービス。
メガネ触れども、現れぬAI。

目覚めるけどもまた荒れる経済。

ビス溜めされ動けない我々。

傷と穢れふと目が惹かれたね。

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