新NISAに対する妄想など

この記事と前後して、Xで新NISAは米国株を日本国民に買支えさせるために米国からの依頼で作られた陰謀論的制度だ、とかいいや、日本株を日本国民に買支えさせるというのがメインの狙いなんだといった感じで色々と仰ってる方たちを見かけました。

個人的には将来、年金額が減額されたときに「年金だけで、生活できないっていってる人は自己責任だよね」という空気を醸成するための政策だと思っています。おっ、これはこれでかなりインパクトのある字面ですね。

もともと自己責任論の強い日本なので、新NISAという恒久的な制度を準備しておけば、将来、年金受給額が下がった際の不満の向け先が国に対してで、まとまり辛くなるんじゃないかと思います。「国は新NISAという制度を準備して備えるように言ってたじゃないか、生産人口が減り受給額が減ることは自明だったわけだから準備してない方が悪いのだ」と言った主張も出てくるでしょうしね。主に、小さい政府派の人から。

少し悪意を持った見方になってしまったので、お口直しに善意の方向から見ると、「将来日本の、生産人口は減り、年金受給額が減ることは自明なので、備えられる余裕のある人は自分で備えてね。」という程度意図なんじゃないかと思っています。

まぁ、備えたら備えたで現在の消費が減るのでその辺りどないやねんと思ったりもしますけどね。。。