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赤羽雄二著『ゼロ秒思考』の感想など

赤羽雄二さんの書かれた『ゼロ秒思考』を読んでみました。思考術の本かと思ったら、A4のコピー用紙に、日付とタイトルをつけて4~6行のメモを1分間で何かを思いついたタイミングにハンドライティングで取るだけで、人が元来持っている聡明さが目覚めるぜ!みたいな本でした。

著者は作中何度も、口を酸っぱくしてフォーマットや方法を守るように書いています。そりゃそうだと思うんですよね。なんども色々な方法を試した末にたどり着いたベストプラクティスなわけですから。

さらには書きやすいペンまで紹介してくれていたり、上記のフォーマットで書いたメモの添削もしてくれるみたいです。至れり尽くせりですね。

しかし、大変申し訳ないのですが、私は勝手なやり方でやってみようと思っています。というのも、昔から漢字が覚えられないにもかかわらず、なまじ本は読むので、何となく漢字の形ぐらいは分かるんですよね。ハンドライティングをしていると、あれ?この漢字って右側どうなってたっけ?とかなって、メモ書きの途中で何度も手が止まるわけです。そうなると考えていたことはどっかにいってしまいます。それは著者の意図しているメモ書きでもないんだと思うからです。

そこで、今日からNotionに音声入力で1分以内にメモをまとめてみることにしました。勝手な判断ですが、0秒思考の肝はハンドライティングではなく、アウトプットすることなんじゃないかと思うんですよね。(まぁ、ほんとに勝手なので全然違う可能性もありますが)

さっそく試してみて、室内での音声入力の精度の高さに驚きました。今やほぼ修正不要なレベルで文章化されますね。SlackやLineのやり取りも、一人で個室にいるのであればこれからは音声入力を使っていこうと思える程度には、良い精度と快適さでした。

ただ、私のやり方では著者の赤羽さんも仰っているように、ハンドライティングの強みである図も一瞬で書けるというのは音声入力で対応できないので、ここだけはどうにかやり方を考えないとなぁと思っています。まぁ、もしかしたら漢字をスラスラ手書きできるようにして、著者のフォーマットに従うのが早道なのかもしれないですけどね。


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