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多分、本に書いてあったこと

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本を読んでおっ、とかハッ、とか思ったことを書きます。
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2020年2月の記事一覧

こんな週末に小説「クジラアタマの王様」をお薦めしたい

群衆怖い昔から群衆ってのがなんとなく怖い、若い頃にはデモしている人とか、渋谷のスクランブル交差点でハイタッチしている人とか、老若男女問わずに群衆としか認識できないレベルの人間の集団に嫌悪感を持っていた。最近になり、「そう言った人もいるよな。」と理解できるようになって、嫌悪感はなくなりはしたものの、やはり自ら群衆に入っていこうとは思えない。 昨日、ドラックストアなどの店頭からトイレットペーパー・ティッシュペーパーが無くなった、誤情報に踊らされる人や、音頭をとった人、踊らされた

ギグワーカーと関連本

超要約すると、「ヤマトHDには、繁忙期に「ラストワンマイル」をギグワーカーに頼ると言う構想がある」です。 感想私のようにECに頼り切った生活をしていると、こう言った物流の改革というのは非常にありがたい。ラストワンマイルのように小回りが必要な箇所は、AIとビックデータとドローンなんかで無人化できるともっといいんだろうと思ったりもするけど。 ギグワーカーとはギグワーカーは、ウーバーの運転手やウーバーイーツの配達員のように自分の好きなタイミングで、好きな時間だけその会社に参加す

システム導入について

システムを導入する時に私が気をつけていることについて書いていこうと思います。 システムを導入するときに、既存の運用を変えずに使えるシステムを探して導入をするとか、既存の運用に合わせてシステムをカスタマイズして導入するというのはよくあると思います。(関係者が多ければ多いほど、調整に工数がかかるので運用を変えずにシステム導入することになります。) そして、そう言った場合、折角新しいシステムを導入したのになんかしっくりこない状態に陥ってしまいがちです。 「ザ・ゴール」とTOC

貧困について知ることが大切な理由

貧困に関係する本を昨年から何冊か読んだ。特に日本の貧困についての本に共通して書かれていたのは、貧困について知ることの大切さだ。 日本では無関心から貧困に陥っている人に対して、本人の努力が足りないなど貧困を個人の問題に還元しようとする空気がある。(こう言った空気を醸している人も精神や、金銭的に余裕がなくて追い込まれてるって言う問題もあると思うけど。)そう言った空気が醸成されていると、貧困に陥っている人は頼って良いはずのセーフティーネットに頼る事を躊躇する様になる。そして、それ