今年はインスタ頑張ろうと思ったのにまだ8投稿しかして無かったてへちゃん
色恋も何もなかった夏!
ただ消費した夏!きっとそんな夏!
只生きてるだけで1日が終わって次の日になる。私は何もしてないのに、果たしてこれも日々の消費と言えるのか。
有限の日々を無駄にする事はやはり消費なのか。
2022年夏!もう少しは続きそうだけど、もうこれ以上続いても私は夏に夏をする事は出来なそうなので、暑いとだるいから早めに秋になってちょうだい。
風に揺れるカーテンに少し電線が透けている。
遠くで蝉の声とたまに子供の遊ぶ声、目の前の角を曲がる車の音。
一昨日塗ったマニキュアはハジから歪に欠けていくし、入ってしまった気泡をなぞってみるしかない。
昨日洗ったタオルケットは私の柔軟剤の匂いがして、この家は私の縄張りだと言う事に無意識に安心しているようです。
この夏、私はほとんど家に居なかった。遠くに行っていた。
この狭い城よりもっと狭い天井にしまわれていた。知らない匂いと知らない家具に囲まれてそれはとても疲れる毎日だった。
ただでさえ知らない街から出れないと言うのに。
でもそこには海があって、人が居て、美味しいお寿司と可愛い蝋燭もあった。
思ってるより良い街だったし、何なら東京より数倍良い街だった。
でも、私はあの街で暮らしていく事は出来ないんだろう。東京は良い街ではないけれど、私が住んで暮らしていく街には最適な街なのだ。
なんとも悲しい現実である。
見慣れたこの部屋。
友達に言われた「この部屋、何もないな」って言葉。
この部屋はこんなに物に溢れてるのに、確かにこの部屋には何もないのだ。
大きなテレビも漫画も小説も楽器もゲームもあるけど、何も無い。
好きなぬいぐるみたちもそこにあるだけなのだ。
私はきっとここを出たい。
今ある不安全てこの部屋に置いて出て行きたい。
この部屋は安全で、好きな物しか無くて、ここで知らないものは何も無い。
こんなに私だけで出来た空間は他に無いだろう。
居心地の良さという物は不安を大きくさせるものなのだな。
忙しく無い時間は自分を不安にさせる。
全く良く無い。
いつからこんな人間だっただろうとか考えてみたけれど、多分ずっと変わってない。
どうせ自分はこんなもんだろう。
少し肌寒い日が続いて、ようやく衝動買いしたあのパーカーが着れるのではないかと思うと少しだけ前髪が浮く。
それを着た私が一歩歩くごとにアスファルトから足も浮き上がって最後は空気に溶けて無くなってしまう。
それは随分楽しい事である。
#ひとりごと
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