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私たちが関心を持つことで変わるかも。埼玉県知事選挙

外国に住んでいても、国政選挙に投票できる「在外選挙制度」が平成12年(2000年)5月1日から始まり、私たちも海外赴任中、何度も国政選挙で投票を行ってきました。

私が住む埼玉県では2023年8月6日に埼玉県知事選挙が行われます。総務省によりますと、知事や都道府県議会議員選挙の投票権は「日本国民で満18歳以上であり、引き続き3カ月以上その都道府県内の同一の市区町村に住所のある者。 ※引き続き3カ月以上その都道府県内の同一市区町村に住所を有していたことがあり、かつ、その後も引き続きその都道府県の区域に住所を有する者を含む。」とあります。

私は今後しばらく埼玉県に住むつもりではありますが、まだ帰国して住民票を入れてから3ヶ月経っていないので、残念ながら今回は埼玉県知事選には投票できません。国政選挙であれば投票できるのですが、残念です。

NHK埼玉放送局の特集記事によると、埼玉県知事選挙の投票率は、前回は32%を超えましたが、前々回までは3回連続で20%台でした。平成23年の24.89%は埼玉県知事選の過去最低の投票率だったばかりではなく、全国の県知事選挙で過去最低の投票率だったそうです。

[NHK 埼玉放送局 2023年07月20日]

前回2019年の埼玉県知事選挙では5人の候補者がいました。今回は3人です。前回と同じ候補者が違う政党の支援を受けたり、国政での与党・野党が相乗りしていたり、前回ある候補者に対して「自主支援」だった政党が別の候補を擁立したりと、県民にはなかなか争点が見えにくくなっているような気がします。

一方で、新型コロナなどの感染症対策や、大雨・土砂災害などの防災対策や環境問題、地域に根差した再生可能エネルギーの支援・普及など、実は私たちの暮らしは国政だけではなく、県政の影響を強く受けています。

選挙権のある人にはできる限り投票していただき、たとえだれが当選したとしても県民の関心の目が向けられているというプレッシャーを与えてほしいと思います。当選者にもその支持政党にも「県民の声を聞いて真剣に県政に取り組まなければ次はない」と思わせることが重要なのだと思います。

そして、どの候補者も政党も選挙に勝ちさえすれば良いということではなく、どんな県政を目指すのか、どこをどう良くしていこうと思っているのか、熱意をもって有権者に伝えるとともに、投票率全体を上げて有権者過半数の支持を得る努力をするとともに、県民に政策を力強くコミットしていただきたいと思います。

候補者も有権者もこの暑さに負けないぐらいの熱い思いで選挙戦に臨んで欲しいです。

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