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植物にかぶれ、タコでじんましん。学生時代の皮膚にまつわるトラブル。

大学時代、一人暮らしをしていた時に結構焦ったのが、植物によるかぶれと、タコによるじんましんです。

大学時代はよく地質調査で山に入っていました。沢筋を歩いて地質調査をおこなうのですが、沢の入り口や尾根に出る手前など、藪をかき分けて進まなければならないことがよくありました(藪漕ぎ)。

そんな時うっかりイラクサなどに触れてしまうと、皮膚に鋭い痛みを感じ、あとで赤くかぶれてしまうことがあります。

ひどかったのはおそらくウルシに触れてしまった時です。おそらくというのは、山を歩いている時にはウルシに触れたというはっきりとした自覚がなかったからです。しかしじわじわと腕が痛痒くなり、火傷したときのように水ぶくれができて、そのうち皮膚から黄色い汁が出てきてかなり焦りました。周りを汚してしまうため、外出するときは冷やしたタオルを腕に巻いて過ごしていました。

このまま治らなかったり、跡が残ったりしたらどうしようかと思うぐらいひどい症状でしたが、2~3週間ほどで症状が改善してきました。友人たちにもかなり心配されました。

もうひとつ結構深刻だった皮膚のトラブルは、タコを大量に食べた翌日に発症したじんましんです。

友人たち何人かで、魚市場で入手したタコをまるっとゆでて、ゆでダコだけをつまみに「タコさんパーティー」を開いた時です。

その日はおいしくタコとお酒をいただいて、酔っぱらって炬燵で寝ていたら、翌朝上半身の片側のあちこちにくっきりと赤くじんましんが出ていたのです。かゆみもひどく、熱っぽくて、しかも赤くはれたエリアがどんどん広がっていくようです。

ついに耐えきれず、近くの薬屋さんに駆け込むと、飲み薬を勧められました。かゆみがあまりにひどいので塗り薬を処方されるのかと思いましたが、「そんなものは効かない」と飲み薬を出してくれたのです。

半信半疑でしたが、薬を飲んでおとなしくしていると2~3日で症状が治まってきました。この時もはじめは何が起こったのか訳も分からず、かなり焦りました。

植物かぶれの時もタコじんましんの時も、今考えるとなぜすぐに医者に行かなかったのかと思いますが、学生時代、なかなか医者に行くという発想にならず、ひとりでもんもんと焦っていたのです。

いまならたぶん迷わず医者に行くと思いますが、学生の頃はよほどのことがないと医者に行こうと思わなかったし、よほどのことがどんなことなのかよくわかっていなかったのですね。


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