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子供たちにわかる言葉で説明できること

私たちは普段仕事の中で、あるいは仲間との会話の中で、すでに定義がしっかりと定まっている、あるいは概念がしっかりしている、と思い込んでいる専門用語や科学・技術用語をなにげなく使って話をすることが多いです。

一方で、誰か専門外の方に何かを説明しなければならない時に、そのような専門用語や科学・技術用語につい頼ってしまい、詳しい説明を省いてしまうということもあるかもしれません。さらっとあたり前のように使われてしまうと、聞いている方は改めて用語の意味にまで戻って聞き返すことが難しい場合もあります。

話している方も聞いている方も、実は同じ用語を使いながら、お互いの理解が食い違っている場合もあるかもしれません。私も社会人生活の中で、そのように感じる場面に何度も遭遇しました。

平易な用語で、専門外の人にもわかるように説明ができること。これは本当に中身をよく理解していないとできないことだと思います。子供たちにもわかるように説明できるということは、その専門分野がしっかりと身についていることの表れだと思います。科学や技術を仕事にするものとして、大切にしたいところです。

今日は、技術士会の支部の科学技術振興会の活動の一環で、地域の子供たちと一緒に紙飛行機を作り飛ばしました。飛行機が飛ぶ仕組み、まっすぐ飛んだり曲がって飛んだりする理由など、子供たちからのストレートな質問にちゃんと答えられるようになるには、こちらもしっかりとした準備と予習が必要だということがあらためてよくわかりました。

それにしても、手を動かして、体を動かして、夢中になって飛行機を作り飛ばす子供たちを見ていて、そんな場を作るお手伝いが出来たことがうれしかった一日でした。


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