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「らんまん」に涙する

今回もしかすると初めて NHK 連続テレビ小説を全話欠かさず見たかもしれません。最終週、最終話。夫婦で寄り添う姿は涙なくしては見られませんでした。

ドラマでは黎明期の日本の科学界の様子、大学の様子、大学の権威や閉鎖性など、当時の様子がいろいろとよく描かれていたのではないかと思います。

今年はドラマの影響もあってか、本作のモデルとなった牧野富太郎博士の功績が日本各地の博物館などで取り上げられていたのが驚きでした。それだけ日本各地に牧野博士は植物採集・研究の足跡を残されてきたということなのでしょう。

ドラマの中では牧野博士の詳細な植物画がしばしば取り上げられていました。私もいくつかの博物館で牧野博士の植物画が展示されているのを見たことがあります。詳細で科学的、そして美しい。ドラマの中でも語られていましたが、植物を科学的に理解していなければあのように絵にすることは難しいということがよくわかります。

私も野外地質調査実習で地層の露出する露頭 (崖) のスケッチを描きましたが、描くべきポイントが分からないまま科学的に意味あるスケッチを描くことは非常に難しいのです。

牧野博士の植物図鑑をネットでも見ることが出来たらいいなと思っていましたが、下記の高知県立牧野植物園のホームページに牧野日本植物図鑑インターネット版が掲載されていることを知りました。ドラマを思い返しながらパラパラめくっています。

[牧野日本植物図鑑インターネット版]

また2023年7月20日~8月15日に国立国会図書館ギャラリーで展示されていた「黎明期の植物学と牧野富太郎」のデジタルコンテンツ版が下記のリンクから見ることが出来ます。

しばらくは「らんまん」ロスで、牧野富太郎博士の足跡を求めてネット探索してしまいそうです。

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