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日本企業を応援したい一方で。。。
私は国民の暮らしが広く豊かになるのであれば、ぜひ日本企業を応援したいと思っています。
特に私たちの暮らしの安心や安全に密接にかかわる分野の製品やサービス、日本の伝統や文化にも関連する日用品や工芸品などを扱う企業など、日本企業には健全に発展していってほしいと心から願っています。
ところが最近のニュース、特に日本を代表するような大企業のコンプライアンス違反、癒着、下請け企業いじめなどのニュースには、本当にがっかりさせられています。
最近の例でいえば、川崎重工の海自隊員接待疑惑。
[読売新聞オンライン2024/07/03 20:59 ]
これだけ世の中では企業のコンプライアンスについて注目されている中、特別職の国家公務員である自衛隊員への接待疑惑。しかもその原資を架空取引でねん出した可能性があるとのこと。もしこれが本当なら、機密にまみれた防衛産業と自衛隊の間で、一般常識では考えられないような癒着とコンプライアンス違反が横行しているのではないかと疑いたくなります。
2017年には、三菱重工業や川崎重工業、日本電気など防衛省と多額の契約をしている軍需企業に多数の自衛官が天下りしている実態がニュースになりました。
[しんぶん赤旗 2017年5月7日(日)]
自衛官と防衛産業の癒着体質は昔から半ば公然と行われてきていることがよくわかります。理念はともかく、実際には「防衛」を食い物にしている企業と人がいるのだと思わずにはいられません。
少し前の別なニュースで私が愕然としたのは、日産自動車が下請け企業に支払代金の減額を強要していたという下請けいじめのニュースです。日産が減額を強要していたのは部品メーカー30社余りに対してで、総額30億円にものぼるということでした。
[NHK NEWS WEB 2024年3月7日 18時34分]
公にならなければ、公正取引委員会の勧告がなければ、日産はいったいいつまでこのような下請けいじめを続けていたのでしょうか?
日本の未来を明るくするどころか、立場の違いを利用した、本当に悪質な下請け法違反、コンプライアンス違反だと思います。このような体質が社内で見直されることなく続いてきたということは、この体質が企業風土にしみこんでしまっているのではないかと疑ってしまいます。氷山の一角ではないかと疑いたくなります。
徹底的な調査と反省をしていただきたいと思います。本来なら、しばらくは通常のCMではなく、謝罪広告を出し続けても良いのではないかと思うレベルの話しです。
このほかにも自動車メーカーの性能試験での不正など、企業モラルの低下が日本の未来を暗くしているように感じます。
大企業が苦しさのあまり、と言うのであれば、日本の中小企業はもっと苦しいはずです。コンプライアンスを順守して一生懸命頑張っている中小企業がある中で、大企業のこのようなニュースには本当に幻滅させられます。
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