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電子基板の匂い、秋葉原。

なかなか行くことはできませんでしたが、子供の頃、電子工作のための部品を買いに秋葉原に何度か行ったことがあります。

例えばラジオ会館。細い廊下とそのわきに建ち並ぶ小さな区画の電子部品の小売店。お店のおじさんやおばさんが、マニアックでディープな会話をお客さんと交わしている (ような) 独特の雰囲気。ちょっとぶっきらぼうな感じのお店のおじさん、おばさんに欲しい部品を告げると、小さな引き出しからさっと部品を出してくれて、たまにサービスもしてくれて。

店先に無造作に並べられた電子基板からは、あの樹脂特有の匂いが立ちこめていて、秋葉原だなーと感じさせるものでした。

そういえば昔、秋葉原で買った無線機も、ラジオも、マイコンも、卓上デジタル時計も、買ったばかりの時はなんだか電子基板特有の匂いがしていたような気がします。

今の電化製品はなんだかあか抜けていて、匂いも何もしないような・・(なんとなくのイメージです。)

しばらくご無沙汰していますが、今もあの独特の雰囲気は秋葉原のどこかに残っているのでしょうか?たまに懐かしく思い出します。


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