【3年・7期生】2021年06月16日春学期第9回ゼミ

こんにちは!好きな俳優は成田凌、好きな飲み物は白湯、南後ゼミ7期生のS.H.です!さて、最近は関東も梅雨入りということで雨や雷も増えてきましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。じめじめした気候になってきましたが、それにも関わらず私の喉はずっとガサガサです。一体どういうことでしょうかね。ということで、早速本題に移りたいと思います。


【活動報告】

今回は文献輪読の五回目を行いました。鬼のような文献輪読もラストスパートです。今回取り扱った文献は著者:松山秀明の『テレビ越しの東京史 -戦後首都の遠近法』です。ここでは各班の考察を一部抜粋して紹介します!

〈1班〉序論 東京の語りにくさ  第1章 東京にはすべてがある

〇1964年と2020年の東京オリンピックの違い

1964年:テレビの普及によって会場に行かずに味わえる

2020年:見逃し配信や同時配信、SNSの普及などにより会場に行かずに味わ   える

→技術の進歩は大きいが、疑似環境という点ではあまり変化がない!


〈2班〉第2章 遠くへ行きたい

テレビで紹介されている東京に対する受容の仕方が、関東出身者と地方出身者で違う!(この班にはたまたま関東出身者と地方出身者が半分ずついるそうです。)

関東出身者から見る東京→特別感を感じない 等

地方出身者から見る東京→キラキラして見える 等

関東出身者から見る地方→知らない土地に対する興味 等

地方出身者から見る地方→全国放送に地元が出ていると嬉しい 等

お互いになかなか行けない場所に憧れや特別感を抱きやすい!


〈3班〉第3章 「お台場」の誕生

元々フジテレビのイメージが強かったお台場も、今では様々なスポットやタワーマンションが建っている→自然が多かったり、近隣に必要な設備がそろっていて、子育てがしやすい

※本ゼミでよく出てくる「テーマ化」された都市とは異なり、お台場はテーマ化されていない「カオス」的な珍しい都市の形をとっていると考えられる!


〈4班〉スカイツリーのふもとで

インターネット時代にある無思想を集積したところで思想を形成しないため、インターネットは都市のイメージを形成しないと書いてある→本当にそうなのか?

Googleマップのストリートビューは都市空間というアナログをデジタルに落とし込んだと考えられる。こうすると、インターネットがメディアを通して都市を記録する考え方が限られたインターネットメディアでの見方ではないか → デジタルへと落とし込む時に情報の取捨選択が行われているとなると、主体的な情報発信をしてないと言えないのではないか


また、今回から本格的に新たな試みとして、学生コメントの時間を、発表の内容を踏まえてテーマを設定し、それぞれの班内でディスカッションするというものになりました。極度にあがってしまう自分にとっては少人数になったことでとてもやりやすくなりましたが、班ごとの発表に対して、以前よりもラリーが続かない印象を受ける結果となりました。とはいえ、沈黙の時間がかなり少なくなったため、以前よりも改善していると思います。


【都市論小ネタ】

さて、いつもの都市論ネタに移りたいと思います。といっても、みなさんお気づきとは思いますが、今回はあえて「小ネタ」とさせて頂きます。というのも、今までの都市論ネタを閲覧していると、しっかりと自分の考えを持って論じている、といった印象を受けます。ですが、私が考えている内容は自分で論じるというより、面白いなーと思ったものをただ紹介して、後はみなさん自身で考えていただくといった、非常に他人任せなものになります。体よく言えば議論の原石を置いていく、といった感じでしょうか。というわけで最後まで付き合っていただけると幸いです。途中でやめたら泣きますからね?いいですね?


事の発端は明治大学中央図書館にて友人がこの本を発見したことになります。

メイドイントーキョー 

南後ゼミではお馴染みの「メイドイントーキョー」です!南後先生の授業である都市情報論で紹介されたのを見た直後だった私は友達に頼み込んで強奪させてもらうことになりました(?)すると、この中から馴染み深い地域にあるものがいくつかありましたので、今回はその中から一つ紹介させていただきます。


57番で紹介されている「オートデパート」とされているものですが、このページを開いた瞬間に「あそこじゃん!」となりました。というのも、私が6年間通った都内有数のサル山ことJHGakuenという場所に程近いところにあり、私も結構通ったところでした!こちらは自動車修理工場と店舗、駐車場やゲームセンターにボウリング場を備えた複合施設と紹介されていますが、現在ではこうなっています。(ちなみにJHとは学校名の漢字の頭の読みとjunior high school  & high schoolと二重の意味になっています。世の中非常に便利なものですね。)

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みんな大好きドン・キホーテに様変わり!とはいえ、1階にあったらしい自動車関連の店以外は結構当時のままだと分かるかと思います。(実はコロナ禍で5階のゲームセンターのみなくなってしまいました。中学生の頃はよくここまで来てコソコソ練習していただけにとても寂しいです。)

画像3

このように、駐車場の機能も健在です。ではなぜわざわざこのような形を残しているのでしょうか。1階に売り場がない事の利点は?この駐車場の構造はどのような役割を持っているのか?なぜここにボウリング場があるのか?(少なくとも私はここに人が入るのを見たことがありません)考え出してみると止まらなくなったりします。(答えは出ていませんがね笑)


いかがでしょうか。自分でもこんな身近な所に都市論ネタがあったのかと驚きもしましたが、同時に都市論に対してぐっと親近感を覚えるきっかけにもなりました。他にもいくつか身近にあったのですが、20年前の本ということもあってかそれらは欠片もピンとこなかったため割愛させていただきます。恐らく皆さんの身の回り、ほんとに何気ない所に都市論ネタの原石が転がっていたりするのではないでしょうか。そのようなものを見つけた時に、みなさんにとっても都市論が身近に感じられたりすると思います。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました!おかげさまで泣かずに済みました!さて、私からは字数が見えるのですが、期末レポートと字数がほぼ変わらなくてビビっております。。。次回以降はもうちょっとコンパクトにまとめられるよう努めます。それではまた次回!


【備考】

2枚目以降の写真は自分で撮影したものですのでリンクは貼っておりません。

【文責 S.H.】

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