見出し画像

葱油饼(葱油餅)

ツォンヨゥビン(cong you bing) と読みます。
アジアンマーケットに買い物に行ってきたついで、と頂いたのですが、日本人には案外知られてないかも、と思い書くことにします。アメリカ風の甘めの朝ごはんにちょっと飽きてきたところだったので、早速頂くことにしました。

東南アジアにもあったな、と思いググりましたら、Roti Prataでした。最初こちらを食べて美味しい!と思って記憶に残っていたので、上海でも似たこちらを見つけた時は嬉しかったです。

『葱油饼』『葱油抓饼』『手抓葱油饼』『飞饼』等、名称は色々ありますが、袋は厚みがなく、中にクレープのような薄い生地が何枚か入っています。

饼(ビン)は日本の『お餅』の漢字の簡体字ですが、意味は違い、薄いものに使われます。食べ物で他によく見るのは饼干(ビンガン: クッキー)等。お餅は年糕(にぇんがぉ)とまた別の文字を使います。

こちら繁体字を使っています。裏書きを見ると、台湾メーカー、ベトナムでの生産品とのこと。

画像2

同じような名前でちょっと分厚めのパンのようなものもあります。冷凍のものが海外で売られているのかは分かりませんが、そちらだとクレープのように巻いて食べられないと思うので、お間違えなきよう。


袋の中ですが、生地は薄く、大抵くっつかないように間に薄いシートを挟んでいます。必要な枚数をその都度取り出せます。事前解凍は必要ありません。

油を敷いたフライパンに生地を乗せ、表裏がこんがりと焼き目がつくまで。 パイ生地のように内側に何層かあるので、焼いている間に中が少しふっくらしてきます。

画像3

おつまみのように頂く時には、これを食べやすく切って、好みの調味料をつけて食べたりしましたが、今回は朝食がわり。チーズとハムと、タマネギの軽く炒めたものを巻いてみました。

画像4

写真、撮影時の撮り方が悪かったのか、手前が右になってしまってます。塩分薄めが好みなので、ここにはソース等入れておりませんが、もちろんお好みで。

載せてから、アルミホイルごと巻き、冷めないように低温で温めておいたオーブンなどへ。トロけるタイプのチーズを挟んでいると、少し待っている間にちょうど良い感じでチーズが溶けているので、美味しいです。

朝方も随分と冷えるようになってきたので、少しでも温かい食べ物を頂けると嬉しくなります。今朝はここに住み始めてからの一番寒い朝で、ー8度(摂氏)まで下がったようです。

生地は自宅でも作れるのかな?と作り方を紹介した動画を見ていましたら、生地の段階から油分が含まれているようでした💦 頂いたパッケージ裏の栄養成分表を見ると、1枚あたり230カロリー。これは食べ過ぎないように気をつけないと。。

* 動画のレシピの中の『五香粉』は、風味付けのためではないかと思いますので、なくても差し支えないかと思います。