ミラベルと魔法だらけの家感想(※ネタバレ有り)

観たいもの特に無かったので消去法でミラベル観た。全体的にまあ良かったんじゃね?寄りの普通。以下箇条書きで感想。※ネタバレ有り

・音楽ヨシ!

さすが天下のディズニー、ミュージカルパートに入れる力ぱねぇ。曲も勿論のこと、曲に合わせて躍動感溢れる空想上の風景が目まぐるしく変化し、歌っているルイーサやイサベラなどのキャラクターたちが心の内をミラベルに打ち明けると同時にどんどんキレッキレのダンスを披露していくのが観ててワクワクしちゃった。ぶっちゃけミュージカルパートを観るためだけに映画館行ってもいいくらい。

・衣装ヨシ!

ミラベルの衣装めっちゃ可愛い〜〜(我が名は人間刺繍の入った服大好き)!スカートのフリフリ具合とかほんと最高!地面に足投げ出して座った時のスカートの重なり具合にフェチズムを感じてしまって正直興奮した(スカートの表現に!)。キャラクターごとにスカートの刺繍に意味があるらしいので、もし詳細について載ってるんだったら今回買わなかったパンフを次回買いに行こうかと思う。

・ストーリーヨ…シ???

「魔法の家に暮らすマドリガル家。そこで生まれた子供はギフトと呼ばれる異能力が授かるのだが、ミラベルだけは何のギフトも授からず、家族とはよそよそしい関係で過ごしていた。ある時家にヒビが入っているのを目撃したミラベルは家族のために何とかしようと奮闘するのだが…。」という話。ギフトのないミラベルと距離置いて、家族たちのことを中々認めずに支配してたおばあちゃんが、終盤自分の過ちに気づいて反省してミラベルに謝ってたので「リメンバー・ミー」の謝罪無しクソババアよりかはまだマシな部類かなと思った。嫌、でもあんな身内おったら毎日気分クサクサしとるわ、ミラベルの心の器広すぎるわ。ミラベルと魔法だらけの家の場合は、おばあちゃんの過去と心境についても描写はされてたから、謝罪無しクソババアよりかはヘイト溜まらなかっただけかもしれないけど。

あと、ブルーノのこと話すのも嫌なくらい嫌ってたペパたちが終盤帰ってきたブルーノに戸惑うこともなくいきなりハグして「よく帰ってきてくれたわね!ずっと会いたかったわ!」と言い出したのには「はぁ???」ってなった。もうちょっと、その、和解するに至った過程なりきっかけなりを丁寧に描いてほしいんだが?

とまぁ、色々引っかかる部分はあるけど、狭いスケールの世界観の中で壮大なミュージカル&問題提起からの解決に至るまでの話の構成の丁寧さのおかげで「まぁ良かったんでない?」と思える程度には普通の作品だったなぁ、という印象。パンフもグッズも「めっちゃ欲しい!買おう!」ってなる程ではない。

・総評

ストーリーは引っかかるとこありつつ、ミュージカルパートは最高だったのでミュージカル好きな人にはめちゃくちゃおすすめするわ。家族や身近な人たちに疎外されてた経験のある人にはちょっとキツイかもしれない。

ではでは。



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