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散々寄り道をしていました。

この数ヶ月。ビーズやアクセサリーばかり作って過ごしていました。

何かから逃げるようになのか、楽しくてやめられなくなったのか、10年前のなくしたアクセサリーのリベンジなのか。
人形作りの価値が伝わらなくて悶えていたのか。
個人的なこともあり、もう何がなんだかわからなくて。

別に逃げても、ショップは開いてて、時に注文をこなしながら、無心に老眼にむち打ちやってましたが、ようやくリベンジネックレスが完成し、一息つきました。


コットンパールの赤で
オシャレ感強めに


これは作ってたった1日でなくしたネックレス。
とても気に入ってたのに。

材料が当時にしては高く、放置してましたが、この物価高の中で、何故かこの材料だけ安くなったので。作り終え、気持ちがすっきりしました。

その他にも、20年前の箱が壊れてひっくり返した

眼鏡止めしたコランダムとカーネリアンのフリンジが良きかな

ビーズでイヤリング(これはオリジナル)なども。手や目が慣れてきたのか、オリジナルまで作れるようになってるやん。
なんか、越える必要があったのか。壊れないように作れるようになってる?

まだアイデアはあるんですが、いったん頭の整理。

価値を裏付けたかった。安くしてとか、わたしでなくてもいい言葉を受けて、言い返しはしませんでしたが、すごくもやっとして。

こんな言葉をかけられる原因を分析したのですが、価格競争カテゴリに分類された、ということのようで。

つまり、あなたからほしい、と思われてなく、誰でもよかった。

そういう人が来た原因は、値段が安かったからでした。

価値に対して安かった。実際、作る時給に換算したら、数日かかってたら二万円相当分は働いてるよ。。デザインオリジナルだし。材料費だけでも数千円。これじゃ売る度に気持ちが萎える。
価値は提供出来ていましたから、自信がなくなるのも当たり前です。

このままでは、ショップを畳む方向しかみえないと悲しい思いをしていました。

ご存知の通り、わたしは人間性という辺りがかなりポンコツです。。
初めて商品を販売した頃の気持ちを、すっかり忘れて価値観捜しに翻弄されてしまっていたのでした。

7年前。SNS界隈でわたしは絵を発表したのですが、誰も相手してくれませんでした。

イラストの仕事をしてたなんて、人にとってはどうでもいいこと。

その時、ネタで作った人形がシュールすぎて、周囲はざわつきました。
今まで振り向いてくれなかった人たちが、振り向いたんです。

それが、人形作りを再びはじめたきっかけです。

トントン拍子に、人形販売にこぎつけたんです。ここまではビックリするくらい順調に進んでいました。

結局この事態は、わたしが現在の原動力は何だったのか、

なんのために商品を提供しているのか

を思い出させる、きっかけになりました。

価値は、そのうちあとからいくらでもおもいつきますが、原動力って意外と不遇だったりくすぶっている時に完成したもの。

何が何でも振り向かせたい、その一心で作品を作りたかった。

当時は他のどの作品より、人形が一番見てもらえたんでず。ゲームチェンジャーだったんです。

わたしは数年ごとにゲームチェンジャーが変わるので、今回の件はゲームチェンジャーが変わるきっかけになるのか、それともこのままなのか。

アクセサリーが壊れた時も、ちょうど人形界に殴り込みに行こうとしてた頃。おもしろいもので、時代が変わる時って、何か壊れるんです。
靴だったり、仲間だったり、いろいろですが、パカーンと壊れる。

つまり「原動力」が新しく生まれるのか、原点回帰なのか。

そこは、まだ見守る必要がありそうです。


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