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小学1・2年生の教科書で学ぶクメール語(教科書解説Youtubeリンク有り)

なんとか文字を終わらすことができました。さて次は?

文字を学ぶだけでなんと2年かかった…

先日、ついに全部の文字の学習が終わりました。家庭教師半年&オンラインレッスン1年半やっていたので、通算2年です。

家庭教師とオンラインレッスンで同じ内容を学習していたのですが、家庭教師の時は何が何だか…という感じだったので(これは先生が悪い訳ではなくて、初めて学ぶ文字とその仕組みに戸惑っていた)結果的には挫折せずゆっくり学習できて良かったです。

クメール語はとにかく文字(と発音)が多い!そして子音グループのអ(OR)グループ子音と អ៊(OO)グループにより母音の発音が違うという訳のわからなさ、母音が子音の上下左右に付くという自由さ…。

これは学ぶにつれ、一見自由に見えてもクメール語なりのかっちりしたルールがあるのが見えましたが、とにかく新しい概念を自分の中に入れていくのは大変で、また新鮮でもありました。

クメール文字が読めるようになった時のブログ記事です(何とこのブログ通して5年間で一番読んでいただいている記事です)

日本の外語大のカンボジア語学科の学生さんから貴重な話を聞いた

先日、偶然にも東京外語大のカンボジア語(クメール語)学科で、王立大学に交換留学中の学生さんにお会いしました。

日本でどのようにクメール語を習うのか興味深かったので聞いてみると、クメール語と日本語に両方堪能なカンボジア人の先生と日本人の先生が担当で、最初の半年は文字と発音のみを集中的に学ぶとのことでした。

そう考えると日本の優秀な専業の学生さんでも半年かかるのだから、のんびり勉強して2年とは、あながち長すぎではない気もします。

「指さし会話帳」「フリーカンバーセーション」「小学2年生教科書」から教科書を選んだ理由

以前に華村@中国さんの記事を読んで、小学生教科書が気になっていました。やりたいなと思っていたところ、オンラインクメール語の先生の方から勧められたので二つ返事でOKしました!

外国語学習の面白いところは、訳がわからないものを丸ごと取り入れることで、自分の中に新しい視点が生まれることだと思っています。

日本で作られた教科書は親切だけど、日本人の視点が入っています。ある程度の基礎力ができたら、特に私のように現地に既に住んでいる人にとってはネイティブ向け小学校教科書はうってつけだと思います。

何より、カンボジア人の友達の受けがいいです。笑

どうして小学校1年生ではなく2年生の教科書なのだろう?と思って1年生の教科書を確認したら、1年生は文字と発音のみの学習でした。ベトナム語と同じです。

教科書+Youtubeの組み合わせが最高(中級者向けかもしれません)

パンデミックによる休校で、政府が教科書を使った授業映像を配信

カンボジアではこの2年で、合計1年ちょっとの休校がありました。インターナショナルスクールや私立学校ではZoomやGoogle classroomなどによるオンライン授業もありましたが、それが難しい公立学校向けに教育省が授業をYoutubeで誰でもみられるようアップロードしました。

↓ថ្នាក់ទី១ ភាសាខ្មែរ មេរៀនទី៣៖ ស្ពានទី១ ព្យព្ជានៈ កខចឆ ផ្សំស្រៈា (1年生、クメール語、レッスン3: 子音កខចឆ、母音 ា)

教育省でなくても教科書でクメール語を教えるYoutuberもいます

日本語で教えてくれる「ヌットさんと一緒にクメール語」

また、こちらはレッスン中に先生が教えてくれた、メロディーがついた詩の部分なのですが、YouTubeで聞くことができました。

先生におすすめされた、詩のような歌のようなフレーズを使ってクメール語を学ぶ課。
下のYoutubeにてこのページの歌を聴けます。

文字強化のため、やはり一年生の教科書も買ってみた

結論からいうと、クメール語はまずこの本からやれば良かったです。
外国語として現地小学生用の教科書を使うことは賛否両論あると思いますが、文字の習得に関しては今となってはこれ一択。

これからクメール語を始める方には全力でお勧めします。変な癖がつかず、きれいな文字が書けるようになると思います。

「本・練習・クメール語」と書いてあります。១ は 1 なので、1年生用ということだと思います。
ベトナムでも同じように小学校で使う文字用の教科書がありました。
ベトナム語の場合は、フランスの影響かカリグラフィー的要素が強かったように思いますが、
クメール語は文字数が多いので、純粋に文字習得用の教科書のようです。
書く練習の教科書。すべてクメール語で書かれているので(ページさえクメール数字)
まずは子音と母音の読み方をアルファベットと発音記号で記入。
これはテキストブックやウェブサイトによっても表記が分かれているので、
参考程度にします。ただ、何もないと読むのが難しい…
私の苦手なクメール数字も、練習できるページがありました。
これ、読めると暗号解読のようです。
外国人価格と二重価格になっていることがあるカンボジア価格を知ったりできます。

教科書の購入はIBC (International Book Center)へ。イオン1の2階にあります

文具中心のイオンの小さいIBCでは、書籍はほとんどないと思っていましたが、行ってみると奥にクメール語教科書がずらっと並んでいました。クメール語教科書の他、カンボジア小学校で使う英語の教科書なども面白いですし、算数に至っては全てクメール数字(៣-២=១など)でアラビア数字はなく、衝撃です。
プノンペンに住んでいる方で、もし機会があれば、覗いてみてください!


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