対等に息子から指摘される
私は立派な大人にはなり切れていないので、息子から注意される。
「おかあさん、今の言い方、怖かったよ」
「おかあさん、今の言い方、よくなかったよ」
はい、スミマセン・・・。
3歳なのに、ちゃんとそういうことが言えて偉いなぁと感動しつつ、
激しく猛省する40歳の母です。
そういわれて、「おはぎくんがすぐササさっとやってくれないからでしょ!」と反論するときもあるけれど、すぐにハッと気が付いて、「そうだよね、今の言い方良くなかったよね」と反省して優しい言い方で言い直す。
そうするとちゃんと伝わるし、息子も「すぐにしなくてごめんね」と謝ってくる。
こういうコミュニケーションが対等にできるのっていいなぁと思う。
私の母は現在70歳だが、私に「子供には絶対謝ったらだめだからね」という。
理由は見くびられるかららしい。
はいはい、と母には答えてしょっちゅう息子に謝っている。
うちの母は私が小さいころ「だってお母さんだって・・・」と「だって」というのをひどく嫌った。
「だってっていうな!」
子供は親に反論を言ってはいけないらしい。
そういうのがずっといやだと思っていた。
親でも間違っているものは間違っている。
そう声を大にして言いたい。
何かの書籍で子供も大人も対等です、と読んだ。
身体的な部分や経済力で弱い部分はもちろん助けてあげないといけないが、人間として対等なのだと。
この考えを出産前に知ることができてとてもよかった。
私の子供のころの反抗心は間違っていなかったのだと。
子供と「友達のようになりたい」という意見も以前聞いたことがある。
私は、それはちょっと違う気がする。
きっと仲の良いことはいいのだが、「友達」ではないのだ。
母は母であり、子は子なのだ。親子なのだ。
人間として対等でありながら、友達ではなく親子。
なぜなら私にとってこの子はかけがえのないかわいい息子で唯一無二の存在だからだ。
命をかけて守ることができる。
それはやっぱり友達とは全然違う。
これからこの子がどんどん大きくなっていった際に互いに依存することなく、対等な一人の人間として双方成長していくのだ。
それは、彼だけでなく、私も同じように。
あぁ、すてきな関係。
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