見出し画像

育児あるある~バリアフリートイレの「開」ボタンを開けられる~

小さい子供がいると、バリアフリートイレを利用することがある。
昔でいうところの多機能トイレのことだ。(今はバリアフリートイレという呼び方が推奨されているらしい)

先日私も3歳の息子と荷物が多かったので、駅のホームにあるバリアフリートイレを利用した。
最寄り駅のトイレだが今まで4年住んで数人くらいしか使っているのを見たことがない、不人気のトイレである。
いつもは小汚いトイレ(失礼)なのに、今日はとてもピカピカ。
掃除直後の薬の匂いが残る状態だった。
安心して、かつ、気持ちよく利用できる!

使ったことは何度もあったのでいつものように息子のトイレをすまし、その後「ママもトイレするから待っててね」と言って洋式トイレに座った。

はー、間に合った。

と思ったらうちの息子が「開」「閉」のボタンの前に立って振り返り、ニヤリ・・・とした。

きゃー!!!
おはぎくん開けないで!開けないで!開けないで!!!(大きい声で叫んでいる)

ぼちっ。(ニヤリ・・・)

ういーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

ギャー―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。。。。。(全開)

ドアが徐々に開いていく中で、私は便座から降り、ズボンを下ろしたまま床に片足だけ伸脚(開脚交互屈伸運動というらしい)した状態で3m離れた息子に手を伸ばした。
もちろん、トイレは床にて足した。
床は美しい湖になっていた・・・。

全開のドアからは、幸いなことに近くには人はいなかったものの、反対側のホームのベンチに座っている女の人と目が合った。

見ないでください・・・緊急事態なんです・・・。

パンツもおろしているので、横に移動して息子の腕をぐいとつかみ、「閉」ボタンをバシッと押し、閉じるのを待った。

ういーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
(とてつもなく遅く感じる。確かに遅いのだが)

パンツとズボンは濡れなかったが、靴はびしょびしょになった。
トイレットペーパーで床を拭きながら息子を怒った。

「お母さんがおしっこしてるときは、ボタン押しちゃだめって言ってるでしょ!
なんで押しちゃうのよ!
お母さんとっても恥ずかしかったよ!
向こうの人に見られちゃったよ!!!」

「だって、押したくなっちゃったんだもん・・・」

3歳児をなめてた。
おとなしく話を聞くわけなかった。
油断した・・・。

40歳にして開脚交互屈伸運動しながら、床におしっこ漏らすという悲劇。
息子を怒りながら、3分後にはnoteのネタにしよ~っと前向きに考えれる自分の図太さを褒めてあげたい。

おしっこでよかった。
皆さんも気を付けあれ~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?