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シンママ、息子に父親を会わす心境の変化(洗脳に気づく)

私はかわいい息子と二人暮らしである。
先日元パートナー(息子の父親に当たる人)と2度目の再会をしてきた。

そして、先週火曜夜に息子にお父さんに会いたいか聞いてみた。
「(会えるの)嬉しい」とのことで水曜朝に元パートナーに連絡とって息子と3人で会えないか連絡してみた。

しかし、1日既読にならず、息子も「お父さんの返事きた?」と聞いてくるし、もしかして返事来ないのでは?とハラハラ。
私も3年半ブロックしたし、もし彼が息子と会うことをビビってブロックしたとしても責められた立場ではない。
私のかわいい息子が会いたいと渇望しているのに、なぜ返事をしてこない、あのやろめ。

ようやく翌日昼に返事が来た。
「もっと物心ついた頃に会うんだと思ってた、でも今でもいいなら会おう」

やったーーー!
おはぎくんが喜ぶ。
おはぎくんにお父さん会わせてあげれる!
がっかりさせなくて良かった!

保育園に迎えに行ってすぐに「返事きた?」と催促する息子。
6月末に会えることを伝えると「おはぎくん(月末まで)待てるよ!」と。
3歳でも必死にお父さんを欲しているのだなと感じた。

半年前は私が会わせないようにしてたのにもかかわらず、「会わせてあげれる!(喜)」というこの気持ちの変化に本当にびっくりなもんだ。

息子はそれ以来毎日「お父さん会うのまだ?」と聞いてくる。
保育園をあと○回行くのだと伝えても、スケジュール感覚はまだまだ3歳児には難しい。

先日喧嘩した時「もうお母さんと暮らさない」といってきた(よく言う)。
じゃぁ誰と暮らすの?というと「おとうさんとくらす・・・やっぱ違う」と整理ができてないまま話す。

お父さんって、そういう切り札になるんだなー。
きっと実際に会って、お父さんともっと会いたい、一緒に3人で暮らしたい、というのだと思う。
いくらお父さんとお母さんはケンカしたから、一緒には暮らさないんだよ、と言っても「なんで?」と理解は難しいのではないかと推測する。(復縁の可能性は今のところ無い)

その時、私は重い腰を上げて新たなパートナーを探すかもしれないし、できるだけ頻繁に元パートナーに会う機会をお願いするかもしれない。
いずれにせよ、それは元パートナーと、息子の気持ち次第なところもあるので、成り行きを見守りたい。

1年前の私であれば、子供の気持ちなんてものは考えなかった。
1年前は元パートナーが絶対悪であり、全世界共通の憎むべき相手であり、そんな人に会わせるなんてナンセンス!論外!言語道断!あらゆる否定の極み!という感じであった。
子供の気持ちの前に私の感情の絶対的な正しさのもと、それ以上の思考の進みを許さなかった。

冷静に考えたらそれは全くの稚拙なこだわりであり、二項対立が成り立つわけではないとわかる。
私にアドバイスをくれた友人数人は「子供には両親ともが必要だよね」というような純粋な彼・彼女の意見を教えてくれていたが、私は「私への攻撃・反論」と受け取っていた。
あの頃が恐ろしい。

人間は他人から洗脳されることもあるが、自分を正当化したい・苦しさから逃げたいがために、自分自身で自分を洗脳することもあるのだ。
宗教(※)やらマルチやらそういったものに、はまらないし自分は強いと思っていたが、自分自身を洗脳するその事実を前に、普通ならばあり得ないことを妄信したりすがったりすることは誰にでもあり得るのかもしれないと思った。

※宗教すべてが悪いと思っているわけではない。自身の主導権を宗教に譲り渡し責任逃れしているような場合を指しています。

常に怒りやイライラ、悲しみや寂しさ、そういった感情がある事象については、「自分で洗脳していないか?」と疑う頭上の目を持たなければならない。
なんとも人は難しい生き物である・・・。

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