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1人を超える

『逃げるは恥だが役に立つ』

ドラマの8話は、原作(主に6巻に相当)と大きく乖離して、ドラマらしいアレンジが効いていて、風見さんが原作よりいい仕事してる回だと思う。

自尊感情が極マイナスだった津崎さんが、自分の感情だけに囚われるのをやめ、自分に向けられる気持ちを受容して、本当の意味で1人を超える回。
(※ここからまた上滑りしたりして引き続き紆余曲折あるのだが。)

マイナスがプラスに転換したわけではない。しかし、自分の気持ちを大切にすることと、人の気持ちを考えないことは違う。

自衛手段として自分に閉じこもり、相手を締め出すその行為が、その人を傷つけてしまうことを知る。

自分を守るための心の壁を、愛する人のために、壊すのだ。

痛みとともに、誰かを受け入れるのか。

僕にはまだ、それができない。

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