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比較はしてもいい。豚肉も牛肉も鶏肉もぜんぶ美味しいわ

【本日の相談者様】
30代 男性

人と比べないようにする方法っていうのが
未だに分からないんです。

僕が比べてしまう人は
あるコミュニティで友だちになった人で
仲もいいし大好きな人。

彼も僕のことを
好いていてくれるのは
伝わってくるんです。

だけど 彼のキャラクターや
周りを魅了する世界観が
とても羨ましくて
嫉妬してしまうんです。

「僕はモテたい!」と
公言してたりして

そういうところも
自分と比較してしまって
苦しくなります。


「比べちゃいけない」
「比べたくないと思う」

いろんな言葉に変えてみたりもしたんですけど
どうしても比べてザワザワしちゃうんです…


人と比べずに生きることは人として無理なこと

そもそも
「人と比べない」
とかじゃなくて

人と比べずに生きていくことは
人間として無理なんだよね。

無人島で一人で暮らしてるんだったら
比べない
っていうこともできるんだけど

そこに自分以外の誰かが出てきた時には

「あの人は私よりも痩せている」
「私よりも太っている」って
比較をしてしまうのは
しょうがないところなんだよ。

だけど
比較したことに振り回されないことが
大事なんだよ。

○○をしてはいけない
っていうふうに

要は

比較をしてはいけない
になってしまうと

比較をしてしまう自分を
常にジャッジしてしまうことになるから…

そういうことか・・・

そうそうそう。

だから
比較はしてもいいの。

ただ比較をする時に
一人だけと比較をしちゃうと
苦しくなるんだよ。

だからあなたは
上を常に見続けているんだよね。

上を見て
上の人と自分を比較するんだよね。

そしてなんなら

上にいる
自分にないものを持っている人と
比較しているんだよ。

あぁ~…確かに

そうそう。

自分と
同じものを持っている人と
比較してもいいし

自分と同じカテゴリーの人と
比較をしてもいいし

自分よりも
できない人と比較をしてもいいし

「俺にはアレがない!」
っていうその『ない』ところ

「あの人みたいな行動力が『ない』」とか
「継続力が『ない』」とか

要は
「あの人みたいな○○が『ない』」
と思って比較をしていると

『あの人みたいにならないと愛されない』
っていう呪いを自分にかけちゃうの。


比較する対象を変えてみよう

でも
あなたがもし
その比較してしまう『あの人』みたいになっても

今度は
『これは本当の俺じゃない』
ってなるんだよ。

だから

自分にないものじゃなくて
あなたと同じような持ち味を持ってる人と
比較してみる。

確かにその人とは友だちかもしれないけど
多分あなたとその人は
ぜんぜん持ち味が違うのね。

豚肉と牛肉って
同じ『肉』というカテゴリで
同じぐらい知名度があるけど

豚肉が悪くて
牛肉の方が素晴らしい。

じゃなくても
いいわけじゃないか!

豚肉には豚肉の素晴らしさがあって。

それで
鶏肉には鶏肉の素晴らしさがあって。

美味しい豚肉の料理を作った時に

「あぁ、これ
牛肉みたいに美味しいね!」

っていうのは違うじゃん。

「わぁ!牛肉ぐらいジューシー!」
っていうのは 違うじゃん。

だから
あなたもあなたとして輝く
っていうのが大事なのね。

あなたが今、豚肉だとしたら
その人は牛肉で
牛肉と比べちゃってるのさ。

同じ豚肉の中で
どう
味を活かしていったらいいのか?

豚の生姜焼きは
牛肉では作れないんだよ。

同じ店で同じ時期に買い取られた
豚肉と牛肉だったとしても

そこを比べちゃったら
ずーっと
自分の事をバカにしている
豚肉さんになっちゃうの。

でも
豚肉には豚肉のいいところが
必ずあって

豚の生姜焼きファンの人も
世の中にはいっぱいいるんだよ。

豚しゃぶの方が好きだわ
っていう人もいるし。

昔は牛肉の方が好きだったけど
年齢を重ねてきたら豚肉の方が好きだな
って人もいるんだよ。

だからあなたは人と比べて
あの人と僕は違うんだっていうことは
なんとなく分かってきています。

その時には

「自分とあの人は違うんだ
じゃあ諦めよう」

でもいいんだよ。

「あの人と僕は違うんだ」

「あの人は牛肉みたいな輝き方をしているから
僕は豚肉みたいな輝き方を探そう」

「じゃあ僕みたいに
豚肉で輝いている人いないかな?」

って今度は
豚肉の調理が上手い人と
自分を比べた方がいいんだよ。

牛肉とか馬刺しとかと比べてると
あなたはずっとこれからも辛い。

新しい肉の種類が出てくる度に

「僕は鹿肉みたいにはなれない」
「鴨肉みたいにはなれない」
と思ってると

ずっと自分の豚肉という存在を
否定しちゃうんだよ。

豚肉は豚肉として
輝かなくちゃいけないんだよ。

それが
他の人になろうとしない
っていうことなのね。

だからといって
他の人になろうとしない時に
豚肉のアレンジ方法は
知っていいわけなんだよ。

だから私も
tiktok とかインスタを見ていて

「あぁ、この人のやり方いいなぁ」
って私も憧れるからさ。

そして中には

「あぁ、この人
私よりも後に講師業や YouTube を始めたのに
あの頃は私よりも登録者数が少なかったのに
今はどんどんいってるなぁ」

って人も常にいるのよ。

どんなに人気が出たとしても
知名度が上がったとしても
常に追い越し、追い越されは
あるんだよ。

その時には改めて
自分の素材っていうものを見つめ直さないと
苦しくなっちゃうんだよ。

だからあなたは
あなたの素材を
自分で認めてあげないと

牛肉と比べてても苦しいんだよ
っていうことを
そろそろ知るタイミングなの。

じゃないと
そのうち牛肉と比較しなくなったら
鶏肉を相手にヘルシー系でジャッジをし始めて

「あいつ、俺よりも安く売ってるのに
なんだ!あの鳥のささ身!
俺よりも人気出やがって!」

ってなるんだよ。

「牛肉みたいな高級にもなれないし
鳥のささ身みたいな安いのにもなれないし
俺は一体何なんだよ~」

って言っている豚肉さんみたいな感じ。

なるほど…

そう。

だからあなたは
自分と同じカテゴリの人を
まずは見つけなくちゃだめなんだよ。

ちょっとわかってきた?
でも難しいねここは…


あなたはね
ファンクラブが欲しいタイプじゃないのよ。

一人一人の顔を見て向き合いたい
タイプなのよ。

だからこのまま
その人に憧れ続けて
その人と同じ境遇になっても

あなたは
「やべぇ、これじゃねぇ…」
って思うだけなんだよ。

その人は
「多くの人にチヤホヤされたい」
って公言して

その状態が叶ったら
「わーい♪」
ってなるんだけど

あなたは
一人一人と関わっていきたい
タイプなのよ。

うんうんうん…


自分で自分を認めてあげよう



一人一人と関わりながら
そんなに大きすぎないコミュニティで
チヤホヤされたいタイプなんだよ。

めちゃめちゃメジャーに行くんじゃなくて
ライブハウスヒーローみたいな感じ。

東京ドームに立ちたいんじゃなくて
ライブハウスに立ちたいはずなのに

その人は
東京ドームに立って
一人一人の顔は見えないんだけど

「みんな僕のこと好きなんでしょ!」

って
やりたい感じ。

だけどあなたは
一人一人の顔が見たいんだよ。

それこそライブハウスで
MCで関わりたいぐらいの距離とかさ…

そうそう!そうなんです

同じ『ステージに立つ』でもさ
そのステージが違う
みたいな感じなんだよ。

憧れたり尊敬することと
その人になろうとすることは
別でいい
んだよ。

だからその人のことを
憧れるとかではなくて
尊敬だけしておいて

「あぁ、そういう輝き方もあるんだね」
「僕は僕の輝き方をするよ」
って思えば

『僕の輝き方』っていう
自分の土俵に上がればいいんだよ。

だから自分で自分を認めてあげる

今の自分のキャパシティ
今の自分にできること
自分の輝けるフィールド

あなたはもうそこに立っているのに

「お前はそこじゃないぞ」
って自分で自分に言っちゃってるから
そろそろ認めてもいい
っていう感じ。

うんうんうん

そうそうそう。

わかったかしらん?

はい!
わかりました!

ほんと畑違いなんだなって…

そうそうそう!

「憧れなくていい」
っていうところで…

僕のちょっとした勘違いというか

奈々さんの言う
「嫉妬は憧れに変換していい」
っていう言葉を
『憧れなくちゃいけない』
って受け取ってたんですよ。

ほうほうほう…

『憧れなくちゃいけない』
って受け取ってたんで
「憧れなくても尊敬していいんだよ」
って言ってくれたことが腹落ちしました。

おぉー!
よかったよかった!

あぁ、そうなんだなって…

あなたはあなた自身のタイプで
自分のスピードで
自分のやり方で
必ずうまくいく人なんだよ。

尊敬して
自分のやり方でやっていこうと
思いました。

ありがとうございました。

おわりに

◆◆◆
最後まで読んでくれて
ありがとうございます。

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吉井奈々


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