「スーパーリッチ」大反省会!!
上記の記事で、「スーパーリッチ」のリッチ(rich)が何をさすのかと問いかけましたが、その答えは。
「お金に困らずに好きな仕事をして、好きな人と一緒にいて、こうしてラーメンを食べる」
ことでした。
チャンチャン!
って……ならないですよね。もうね、大反省会ですよ。
反省点その1「構成がすべて雑」
スーパーリッチで一番ダメだったのは、シナリオの構成です。これは断言できます。
4話を見終わった後にも書きましたが、余計なエピソードや伏線を入れすぎて各話ごとの本筋を邪魔しています。
最終回でもここいらないよね、というシーンが腐るほどありました。例えば亮をコメディリリーフに使っていますが、あんな使い方をするくらいならどこかで落ちぶれていて欲しかったです。
登場人物以上に視聴者が不快になります。
冒頭の宮村君のダブルスパイ告白も、ひとつ前の話をすべてなかったことにするような暴露ですよ。興ざめです。
江口のりこさん、チェリまほコンビ、その他の俳優さんたちは魅力的なのに調理法でめちゃくちゃまずくした料理です。
反省点その2「優がサイコパス」
この作品は、チェリまほコンビ(赤楚衛二&町田啓太)で視始めた人もいるくらいで彼らの扱いも良かったんですが……。
キャラとしての描き方がひどかったですね。
町田さん演じる宮村はまだマシですが、赤楚さんが演じる優がとくにヒドかった。
5話で海外赴任した辺りで中身がさらに嫌らしくなったというか、宮村君にお金を借りる→衛にときめいてキスしかけるのコンボは、近年視たドラマの中でも一番不快なシーンでした。
某所でも書きましたが。
海外赴任から帰ってきて王子様みたいに振舞ってますけど、こいつ恋敵に借金したうえで、感謝したり負い目も感じずに、取り合っている衛に欲情してキスしかけるとか相当イカれていますよ。
事前に衛の気持ちを確かめることもしませんし、非常に自分勝手で最低な人間に成り下がりました。
しかも、こんな男と結婚するとか論外です。
主人公であり、一番魅力的に描く必要のある衛の価値も落としています。
あとね。江口のりこさんに恋愛モノの演技のイメージがなく、本人もノリ気でない。
しかも、相手役が魅力的に描かれていない、という状態で結婚生活のイチャイチャやられても一切ときめかないですよ。
反省点その3「チェリまほに頼りすぎ」
赤楚衛二さん、町田啓太さんをキャスティングした時点で利用する気まんまんでしたが、上記の構成の拙さ、優のサイコパス化によってすべてが裏目にでました。
作品で勝負せずに、チェリまほの人気にあやかってTwitter企画をするなど、ファンへのヘイトをどんどん高めていきました。
そもそも、チェリまほのファンが視たかったのはこういうドラマじゃないですよ。
赤楚衛二さん、町田啓太さんもそれぞれが魅力的に描かれていて、スーパーリッチがすごく良かったからチェリまほも視てみようかな、という導線になるのがベストだと思うんですよ。
映画も公開されますし、両方がWinWinになります。
スーパーリッチでは「赤楚衛二」さんがとくにヒドく描かれていて、今後の俳優人生でも嫌なイメージを持たれるような扱いでした。作中でも屈指のクズである亮を演じた戸次重幸さんよりヒドいです。
そりゃ、ファンは怒るでしょ。
うちの大事な赤楚君に何してくれてんだ! って話になりますよ。
という感じで各話ごとに反省会ができるレベルでやばいドラマになりました。反面教師の教材として、今後語り継ぐべきドラマだと思います。ほんとひどい。
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします。いただいた費用は今後の活動費、記事へ還元できるようにいたします。