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ゲームを作りたいと思ったのでWOLF RPG エディターを使ってみた 2

前回までのあらすじ――

ゲームを作ってみたいという衝動のままに『WOLF RPG エディター』をインストールしマップを作ったふぁにゅ(筆者)
昔RPGツクールを触った記憶を頼りにまずはマップを作り始める。しかし、ウディタのマップは3つのレイヤーにマップチップを配置するタイプのものだった。四苦八苦しながらも、はじめてのマップはなんとか形になった。
しかし、そのマップにはひとつの落とし穴があった!それは――

◆建物を置く広さがねえ!

そう、マップが狭すぎたのである。想定では宿屋や道具やといったものを置きたいと思っていたものの、実際に建物っぽくマップチップを置くとめちゃうちゃにぎちぎちになってしまったのである。

まずひとつ目の建物を置いて気付く。狭い!

前回作った地形に噴水、建物、吊り橋を追加。吊り橋でこのマップに入る形にしてみたが、崖の表現でマップは最大値の20✕20からだいぶ狭くなってしまっている。
さて右上の建物。もしかしたら『そんな狭くないのでは?』と思われる人もいるかもしれない。しかし、実際に何かを置こうとすると非常に狭い。最初はここを宿屋にしようと思ったが、宿の店主が入るカウンターとベッドを配置するだけの広さにはならなかった(ベッドは2マス分のマップチップで完成する)
というわけで右上の建物は店として配置。下のスペースには宿屋を置いた。

多少はそれっぽいが……

ここで崖の上というのがちょっと足を引っ張る。見ての通り、全ての建物が崖っぷちに存在しているかのような形になってしまっている。しかも狭いところにギチギチに建物が配置されており、町という感じではない。ダンジョンの中の1マップと言われたほうがしっくり来るような構造をしている。もしくは関所みたいな感じか。少なくとも、噴水が置いてあろうが町感はあまり感じられないものになってしまった。

教訓。町は広く作れ。余分はあっていい。無駄は美観である。
……とはいえ、どのぐらいの広さの町を作ればいいのかと問われるとそこは分からない。なにせゲーム作成に熟達はしていないのだから。
しかしひとつ考えていることがある。それは、
『建物を先に作る』
ということ。ひとつめのマップを作った時、初めから『宿屋』『道具屋』を作ろうとぼんやりとだが考えていた。必要な建物を先に作り、後からマップの広さを考える――合理的に考えればそうはならないだろうか。
幸いなことに、ウディタはマップの広さを後から変えることができる。
やや広めにマップを取り、建物を配置し、余分があれば削除する。そういった方針で行けばあまり間違いは起こりにくいのではないか!?

そういうわけで、マップをもう一つ作る。いや、正確には建物を作る。

――で、完成品がこちらになります。


酒場!武器屋!民家!

自分で作っておいて気になってしまう点が一つ。
酒場がでかい。
崖際にある村の酒場とは思えない規模になってしまった。舞台付きはやり過ぎ感がある。ぶどう畑でもあるのだろうか。
そして他に作った建物が二つ。武器屋と民家。この三つをとりあえず作ってみた。前のマップにあった宿屋と道具屋を合わせると合計5施設。前回から今回までに作ったマップを初期村だとすると、ちょっと村の規模が大き過ぎるような気がする。

見切り発車で村を作ってみようとしたものの、ノリで建物を作ると村の規模と釣り合わないものができてしまったりする。……ということが分かった。
こうなると、やっぱり『設定』というものの大切さが分かってくる。
設定、つまりシナリオ上の設定に加え、レベルデザインとしての設定も考えなければいけない。
プレイヤーキャラクターは小さな村の出身なのか?
それとも大きな都市で暮らしているのか?
また、最初から強いアイテムや色々なアイテムを入手できるようにするか?
それとも次の町に行くごとに、段階的にいいアイテムが手に入るようにするか?

村や町は、シナリオ的、ゲーム的、両方の視点が組み合わさってできているということが分かってきた。設定は大事!
……とはいえ、今はウディタというツールに慣れ、ゲームを作る基本的な流れをなんとなく体感的に分かろうとする段階。なので、今はともかくガンガン作ることを考えていこうと思います。

と、いうわけで。

次回!機能する店を作ろう!

……で、またお会いしましょう!


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