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孤独じゃないって奇跡

のろけたいわけじゃないのですが、恋人の話をします。
付き合って6年になる彼は、一番の友人で、家族で、ライバルで、恋人。人生という荒野を共に歩む戦友です。わたしにとって家庭は、長らく殺伐とした場所でした。それもあり、思春期を迎えた頃からダークサイドへの誘惑に負け、暗く長いアナキン期を過ごします。お前が憎い!と叫んでいたわたしが世界に対して肯定的になれたのは、孤独感から解放され安心できる場所を得たからです。それが自分の生まれた家庭だったという人もいるでしょう。安心できる居場所があると、不思議と力が湧いてきます。勉強も、仕事も、家事も、健康への意識も、ゆっくりと生きる方向へシフトしていく。力が湧いてくる。

自分を生かすのは自分だし、生まれて死ぬまで人は一生孤独です。
生かし方次第で、幸せな家庭がもてたり、信頼できる友だちができたり、仲間が増えたりするだけで、基本はひとり。その孤独感との付き合い方に、それぞれの生き方が表れるんだと思います。付き合い方が上手でない人が、何かに依存してしまうんじゃないかなぁ。もっと自分を愛してくれる誰かがいるはずだと浮気や不倫を繰り返したり。ギャンブルや薬物で隙間を埋めようとしたり。本心を捨ててまで誰かと過ごそうとしたり。華美に着飾ることで自分の孤独を悟られまいとしたり。

誰と一緒にその孤独と付き合うか、何をして孤独な人生を生き抜くか。
孤独を生き抜く誰かに偶然出会えた人、生き抜く術を偶然見つけた人は、祝福すべきラッキーな人々です。運が良かった人です。同性愛支持者でもなんでもないのですが、心許せる誰かに出会えたことはそれだけで奇跡です。それを無下に否定するなんて、絶対してはいけない。同性婚反対を叫ぶオバちゃんを見ていると、なんだか切ない気持ちになります。

わたしは、彼が女でも同じように好きになったんだろうな。
みんな幸あれ!

また明日。

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