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なきがらの捉え方

骨格標本の展示を見ていたときのこと。クジラやサル、キリンやダチョウなどさまざまな骨が展示されているのですが、その中にヒトの骨もありました。それを見ながら「ヒトはレプリカだって。よかったね。こわいもんね。」と話すご夫婦。確かに、自分と同じように生活していた人間の骨だと思うと、ちょっと怖いかもしれない。でも、それってキリンやクジラだって同じなのでは?同じ生き物の骨でも、生前の姿への思い入れによって、感じ方がちがうんだなぁと、ちょっとした発見でした。

それとは少しちがう話になりますが、死んでしまったペットと、どのようにお別れしていますか?いろんなペットを飼ってきましたが、犬だけはペット用の火葬場にお願いしてお骨にしましたが、ハムスターや熱帯魚などは自宅の庭に埋めました。いま飼っているお魚も、死んでしまった子たちは近所の公園に埋めに行きます。ネコに掘り返されないように、なるべく固い土の場所を選んで。小さい頃からそうやってきたので、死んでしまった金魚をトイレに流すという話を聞いたときには、耳を疑いました。魚ってペットじゃないの?どういう気持ちで飼っていたらトイレにジャーっと流せるんだ…。犬やネコとちがって、死んでしまった姿に悲しみを感じにくいんでしょうか。直接触れ合って遊んだりできないから、感情も移りにくいんでしょうか。もう我が家の魚たちは呼べばくるし、近くを通れば挨拶にくるし、餌の時間になれば激しく催促してくるし、大げさに言えばピノキオの金魚くらいにはコミュニケーション可能です。そんな彼らをトイレに流すなんて、想像しただけで辛い!

死んでしまった姿への思い入れには、それぞれ違いがあるんですね。お墓に対する考え方も世界各国でさまざまです。調べてみたら面白いかもなぁと思ったのでした。

また明日。

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