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役に立つ英会話じゃなくていい。

「英語話せる?」「リトル!」
豪雨から逃げるように入ったスターバックスで、白人男性に話しかけられました。飯田橋への道のりを尋ねられたので、中央線に乗ること、ここから何駅、何分で着くかをグーグルマップと身振り手振りで伝えたところ、どうやら理解してもらえた様子。会話が途切れてしまったので、なんとなくどこから来たのか尋ねると、彼はアメリカからやってきたそうです。先月旅行でニューヨークへ行ったことを伝えると、オー!ぼくの故郷はここ!と指で示し、ドイツ、スイス、トルコ、韓国など、東京に来るまでにいろんな国へ行ったことをマップをスワイプさせながら教えてくれました。彼がソルジャーだった話、アマチュア無線で知り合った日本の友達に会いにきた話、わたしは帰って夕飯をつくる話、明日は病院に行く話、、、例文みたいな返答しかできませんでしたが、本当に楽しい時間でした。 別れ際にまた会おうと連絡先を交換し「ユアベストフレンド!」お友達になりました。

英語力はゼロですが、よく海外の方に話しかけられます。道を聞かれることがほとんどですが、唐突に「いい床屋知らない?」と聞かれることも。海外旅行先で冷たくあしらわれ心細い思いをしたことがあるので、無視することがどうしてもできません。ニコ、とされたらニコ、としてしまう。床屋に詳しくなくても、日本で何か探しているなら手伝いますよ。だけどすみません、何を言ってるのかわからない!今日の彼との時間も、英語が話せたら何倍も楽しかったんだろうなと思うと、せつない気持ちになります。

彼の仕事の話や、たまに混ざる英語とは違う言葉遣い。気になったので調べてみると、彼の故郷のルーツやまだ知らない文化の話が浮かび上がってきました。すごいなぁ世界広いです。英語が話せるだけで、どれくらい知らないことが増えるんだろう。小さなスターバックスで出会った旅行客とすごした1時間で、何度驚かされたことか。知らないことがたくさんあるってワクワクしませんか?決意しました。英語を話せるようになる!

また明日。

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