見出し画像

小学校の時の修学旅行を覚えているのはなぜなのか?

今日は勉強したことを効率的に血肉にしていく方法をお伝えします。

僕らの記憶には「忘れやすい記憶」と「忘れにいくい記憶」があります。例えば、中学生の時に学んだ種子植物とか裸子植物みたいな細かい名称を言えますか?と聞かれたら、多分、言えない人の方が多いんじゃないかと思います。

僕も中学生の頃はオレンジ色のペンでノートに書き、下書きで隠しながら、チラチラ見て、暗記してというのを一生懸命やっていましたが、今ではあの時暗記したものはちっとも覚えていません。

つまり、学んだことが生かされていないわけです。こういう穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるような勉強を大学生までやっていたとしたら、時間だけを投下し続けるという非常に悲しい結末を迎えてしまうことになります。これが「忘れやすい記憶」に分配されるものですね。

一方で、「忘れにくい記憶」というのもあります。僕であれば、小学生の時に毎朝グランドでサッカーをしていた時のチームメイトのメンバーまでいまだに覚えていますし、あとは小学校6年生の時の修学旅行で早朝に学校に集合して、バスで長崎の平和祈念像みたいなところに行って、昼食にちゃんぽんを食べて、次の日には遊園地に行って、みたいな情景を10年以上経っているのに鮮明に覚えているわけですよ。この記憶の違いは何なのかというと、ストーリーがあるかないかなんですよね。

僕ら人間の脳はストーリーでしか記憶できないようになっているから、漢字とか数式みたいな何かのために嫌々暗記したものはすぐに忘れてしまいます。しかし、そんなに真剣に見ていない映画や漫画がなぜか記憶に残っていたりするのです。実際、僕は鬼滅の刃とか進撃の巨人とかパラパラとコンビニで立ち読みした程度の知識しかありませんが、たまにメルマガで書いたり、友達とそれらについて語ることもできます。

何かを勉強する時も僕らはこういう風に記憶に定着させるような意識でやらなければなりません。これを潜在意識に染み込ませると言います。顕在意識で記憶している状態の知識はすぐに忘れます。

知識的なことを勉強したり、たくさん本を読んで、みたいな多くの人がやっている類の勉強は顕在意識での勉強です。僕も今まで顕在意識での勉強に偏り過ぎていたが故に、学んだことのごく一部しか生かすことができてないという非常に勿体無いことになっていたのです。勉強は割としている方だとは思いますが、結局、覚えて忘れてを繰り返しているので、最初の方に学んだことが消えてしまっていたのです。

ちょっと、この状態はアカんなと思いまして、勉強法についてもう一回見直そうと思って、先ほど勉強していたら、「潜在意識」を活用した勉強法が最も良いとのことだったので、こちらについて解説します。

忘れにいくい記憶=潜在意識を用いての勉強ということでしたが、具体的にどうするのかというと、二つ方法があって、一つはインプットする時もアウトプットする時も「ストーリーベースで行う」こと。

例えば、この記事がただの顕在意識と潜在意識の説明だったら、映像としてイメージできないので、「忘れやすい記憶」に分類されてしまいます。しかし、種子植物とか修学旅行みたいな頭の中でイメージできる比喩を何個か出すことにより記憶に定着しやすくなり、「忘れにくい記憶」として保存されます。

このように、何か伝えたいことがあれば、相手の頭の中で映像化できるようにストーリーを意識してアウトプットすべきです。そして、それはインプットする時も同様で、何かを学んだ時は生かせそうなエピソードと一緒に保存することにより、潜在意識に入ります。

もう一つの方法がとにかく反復するということです。例えば、僕は毎日記事を書くということを今はやっていますが、これも最初の方は紙に書いたり、書く時間を指定したりして、常に意識していないいつの間にか忘れてしまったりしていましたが、継続日数が長くなればなるほど、潜在意識に「文章を書く」という行為が染み込まれていくので、段々と呼吸するようなに「文章を書く」ということが当たり前になるのです。

風呂に入るとか歯を磨くとかって、意識しなくても当たり前のようになるじゃないですか。そんな感じで、何かを潜在意識レベルに落とし込みたければ、最初の方は意識して反復するしかないです。だから、たまに勉強するとかたまに文章を書くみたいなことをやっているようじゃ、それは顕在意識での勉強だから、上達スピードはかなり緩やかになります。

実際やってみれば体感的にわかると思います。特に文章なんてたまにしか書かないと、感覚を忘れて全然書けなくなりますからね。顕在意識から潜在意識への移行期間はとにかく頑張る。何が何でも毎日やるということをやれば、自然と苦痛も減ってきますから。そして、潜在意識で何かをこなせるようになれば、感覚が磨かれグングンと上達していきます。だから、極めたいことがあれば、毎日やることをお勧めします。

まとめると、人間には忘れやすい記憶と忘れにくい記憶があって、なるべく忘れにくい記憶を活用していきたいから、潜在意識を用いた勉強をやっていこうということでした。そのためにはストーリーベースでやることと何度も何度も反復することですね。

闇雲に量をこなすという根性論は頭の悪い人間が自己を正当化するための単なる逃げなので、飛躍するためには工夫し続けることが大事なのかなと思います。惰性の継続ほど無駄なことはないので、日々、考え、工夫して人生を良くするための習慣を作っていきたいものですね。

ということで、今日は以上です。では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?