ごはん

かえる座の夜生まれ。

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好きな人と生きていく

2024年は自分のために、自分が一緒に過ごしたい人との時間を大切にしていきたいと思う。 私、決断が早い割には結構優柔不断で、人の意見にあまり深く考えず流されることが多い。さらに、不快な思いをした時も、まず空気を読んでしまって自己防衛が出来ず、あとからズルズル思い出しては引きずってみたいなことが多い。その事にあんまり気づいてなかったせいで、去年は傷つく出来事が多かった。自覚してからもなかなかすぐには変わることが出来なかったから、傷ついたことも多かった。今年は何とか変わりたい。

    • 私がオペラが好きな理由

      私はオペラ鑑賞が好きだ。 多動症の自分にとって3時間を超える演目は、結構きつい。でもそれ以上にオペラがくれる幸福感は計り知れない。 これから自分が積極的に観に行くためにも、完全に主観でオペラの好きな要素を書き連ねていく。 当たり前だが、プロのオペラは歌が素晴らしい。自身はヴァイオリンを演奏するが、世界で1番美しい楽器は声だと思っている。人の身体から放たれる力を持った音は、この世のどんな楽器にも変え難い尊さがあり、心に響く。無条件に涙を誘う。言葉が乗っているのに、空間に色がつ

      • 憧憬

        おやつの後のお昼寝 淡い光に包まれながら、ほっぺに畳のあとが付くくらいぐっすりと眠る 深夜に河原で自分のためだけにする演奏 でも結局誰かに聞いてほしくて、録音してTwitterにあげちゃうの 朝起きて食卓に行ったら、テーブルの上を歩くてんとう虫 それだけでここは森の小屋 夜更かしとしての夜の9時 夜は大人の時間だった いつから毎日を生きる時間に変わったんだろう 君がついた嘘の天気予報 わたしが最近可愛い折りたたみ傘を買ったのを知っててわざと持たせてくれた 月曜日の飲

        • 毎年暮れの時期に蛍をみにいく。 同じメンツで。 高頻度では会わない彼ら彼女らと近況報告をしながら寂しそうに舞う蛍を見つける。 人間関係が流動的なわたしにとって、年に一度の大切な時間。

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        好きな人と生きていく

        • 私がオペラが好きな理由

        • 毎年暮れの時期に蛍をみにいく。 同じメンツで。 高頻度では会わない彼ら彼女らと近況報告をしながら寂しそうに舞う蛍を見つける。 人間関係が流動的なわたしにとって、年に一度の大切な時間。

          綻びのみつけ方とその脱ぎ捨て方について

          私って思ったより社会耐性ないのかも。 社会人になって2ヶ月経ったころぽろっとそんな事を思った。 学生のころ、休日に楽しみを見いだして平日苦しんで仕事をしている大人たちを見ていて、私は仕事をはじめたらきっと楽しんじゃうだろうし、頑張っちゃうんだろうな、なんて気楽なことを考えていた。部活動で厳しく扱われて、部の仕事もしながらそこそこ生活を楽しんできた身だったからだ。朝8時から夜の12時過ぎまで予定がぎちぎちでも、平気だった。「忙しい」がデフォルトで、暇が苦手な人間だった。

          綻びのみつけ方とその脱ぎ捨て方について

          誰か私を教えてください

          私が「何」かを教えてください。 私が誰かを教えてください、論理的に。 私って何が好きなんですか?誰が好きなんですか…?なんで好きなんですか……。 何をするのが楽しいのか、嬉しいのか。 何が幸せなんでしょう、理想の私の形は? ひとつだけ知ってることは、私の心が硝子で出来ているってことだけ。 見せかけは綺麗だけど、傷つきやすく、もろい。本物になれなくて虚しくて、鋭さに弱い。自分が宝石じゃないことを疎みながら生きるなんて、ばかばかしくてやってられない。 優しく扱ってほし

          誰か私を教えてください

          居場所を探して

          日本で新生活を送り始めた人、どれくらいいるんだろうか。 大切だった場所から、新しく違う世界に踏み出した人たちは、もう居場所を見つけられたのだろうか。 春から新生活を始めた私は、持ち合わせていた陰キャを存分に発揮し、なかなか人と話すことが出来なかった。業務中で目的があれば話しかけることが出来るのに、何となく休憩中に話すことが苦手で、休み時間はトイレの個室にこもってTwitter(xか)を見ているかぼーっと漫画を読んでいるかだった。 そんな私が最近気になっている人がいる。 1

          居場所を探して

          【短歌集】ほら、青春どう?

          仕事が楽しくても生活が曇りなら見えない蒼い空 桜で糸をつむぎましょうピンクを纏う君は先取り初夏の精 ぱらぱらの想い出をオフチョベットして舌に乗せたらただ苦い 飲み込んだキラキラ返してくれません?笑ってないでチクタクワニ 盆地の型にくり抜いた群青から降り注ぐのは小さな夢 忘れないで、始まりの夏、隣の体温、星降る夜、大の上 終電逃し、2年越しのはじめましてとほころぶ笑顔に乾杯 夕焼けに向かって叫ぶ失恋ソングの味は甘くて甘くて 湧いた欲情を「プラトニック」で片付けて

          【短歌集】ほら、青春どう?

          お願い、蛍を見に行って。哲学の道

          お願い、蛍を見に行って。哲学の道

          ぼやぼや、初めての東京暮し

          4月1日、入社式。 東京暮らしがはじまった。 私は人混みが嫌いだ。 みんなが違うことを考えながら色んな方向に向かって歩いていくのが嫌いだ。むさくるしさに息が詰まりながら、身体が斜めになりながら電車に押し込められるのが嫌いだ。全員下を向いて速足で通り過ぎていく。忙しない街だな、と思った。 私が住んでいるのは自分の父親の会社の社宅、リモートワークをすると昼過ぎから小さい子たちの叫び声やとたとたと走り回る音が聞こえる。 どうして駅を歩く人達から生活を感じられないんだろう。 生

          ぼやぼや、初めての東京暮し

          「友人」

          言葉にすると見えてしまうものって、ある。 今思えば、鈍感になっていただけでモソモソと心が揺れている瞬間は何回もあった。 久しぶりに会った君と懐かしさにハグをした時。君が寂しそうに元カノとの関係について話した時。君が彼女欲しいなって言っていた時。楽しそうにバイト先の可愛い人について話している時。人肌恋しい君がくっついていい?って聞いてぎゅっと抱きしめてきた時。君の日記に私が登場した時。身寄りのない私を気遣ってくれた時。合コンしない?って誘ってきた時。ご飯行こうって誘ってくれ

          「友人」

          京都歩き

          2024/3/31 大学4年間、あっという間の京都生活だった。 住んですぐに鴨川が好きになった。 京都って面白くてなんでもあるし、チャリがあればどこにでも行ける。電車一本で大阪に出れる。人が多すぎないのがいい。自然が近い。遊ぶ場所もあるし、安くて料理が美味しいお店がたくさんある。 これから京都で暮らす人へ 京都の持つ緩やかな空気を味わって欲しい。季節が変わるごとにのんびりと散歩をしてみてほしい。身体に染み込んでくる柔らかい季節の移ろいを五感で味わうのがとても心地よい。

          京都歩き

          この世で1番素敵な一人称は「ぼく」だと思うんだ。「ぼく」が秘める初々しさと、あどけなさと、紳士的な感じが私はとっても好きで。「ぼく」の柔らかな響きがほどける度に、甘いみずみずしさを相手から感じるんだ。

          この世で1番素敵な一人称は「ぼく」だと思うんだ。「ぼく」が秘める初々しさと、あどけなさと、紳士的な感じが私はとっても好きで。「ぼく」の柔らかな響きがほどける度に、甘いみずみずしさを相手から感じるんだ。

          人の温もりって明るさ、ありませんか 真っ暗闇の中でも灯火になってくれる温かさみたいな ずっと求めてるんです緩やかに光る明るさを 暗闇が怖いから

          人の温もりって明るさ、ありませんか 真っ暗闇の中でも灯火になってくれる温かさみたいな ずっと求めてるんです緩やかに光る明るさを 暗闇が怖いから

          「素敵な三日月ですね」と笑うあなたの瞳に宿る星に心を奪われて三年目。

          「素敵な三日月ですね」と笑うあなたの瞳に宿る星に心を奪われて三年目。

          きらきら

          好きなもの。 晴れた日の雪。 1月の梅。 裸眼で見るネオン。 雨露いっぱいの野原。 早朝の渋谷。 燃え尽きたお線香。 冬の雨。 桜蕊。 道端の吸い殻。 焚き火の上を舞う火花。 ガラガラの山手線。 足跡のない雪原。 くたびれた靴。 大きな朝顔。 プール終わりのポニーテール。 人気のない稲荷神社。 3月の雪。 霞んだ星空。

          きらきら