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9月19日の世界遺産「トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区」

タイ王国にある世界遺産で、ミャンマーと国境近くにあるインドシナ半島最大の森林地帯であるとともに、東南アジア最大級の動物保護区です。

タイ・中部にある二つの野生動物保護区、トゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区およびファイ・カ・ケン野生生物保護区を合わせた地域の総称です。

約60万ヘクタールにわたり広がる保護区には、東南アジア大陸特有の種々の森林形態がほぼ手付かずの状態で残っています。
多くの湖沼池と熱帯特有のジャングルがのこる地域の一帯には、トラと象など、大型哺乳類のや、大型鳥類のなど、種々多様な動物が生息しています。

中には、絶滅危惧種であったり、乱獲にって個体数の減少が心配される野生動物などもいて、その数としては、東南アジアに生息する哺乳類の1/3以上に当たるそうです。

手付かずの原生林が残り、多くの野生生物の貴重な生息地となっている、「トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区」は、タイ最後の未踏の地とも言われています。

世界遺産の登録に際しては、この場所が、地理的に起伏にとむ美的で広大な領域が大きく残されている点や、東南アジア独特の生物の生態系を広大な範囲で、しかも非常に良い状態で残されている顕著な例である点などが評価されています。

詳しくは「歴史とか世界遺産とかを語るラジオ」から。


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