9月16日の世界遺産「ククの古代農耕遺跡」
パプアニューギニア南部の海抜1500m地点の湿地帯に位置する、ニューギニア島最古の農耕地です。
約6500年前に植物採集が農業へと変わったこの場所では、初めは単なる盛り土をした耕作が行われていました。
やがて木製の道具で溝を掘って湿地が開拓されるようになり、4000年前にはバナナの栽培も始まりました。
まず初めに、植物利用から農業へと変化した独自の技術的な飛躍を示していて、次に湿地周縁の墳丘から、現在までの木製の道具による溝掘りによる湿地の排水まで、時代とともに農耕方法が変化した過程が見て取れます。
116ヘクタールに及ぶクク湿地が核となっていて、これらの遺跡は人類の農耕の起源を解明する上で重要な手掛かりです。
2008年にパプアニューギニア初の世界遺産に登録されました。
遺跡は3つの時期に分かれています。
詳しい内容は「歴史とか世界遺産とかを語るラジオ」から。
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