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1月5月(木)オスン-オソボの聖林

オスン-オソボの聖林は、ここの住むヨルバ人にとって宗教的な意味を持つ原生林です。

聖林はヨルバの神々のなかの一神である、豊饒)の女神オスンの住居とされています。
不思議な霊能力を持っていた女性がオスン川に変身したという伝説の残るこの場所に、女神オスンをはじめとする神々が祀られた神殿や彫刻、芸術作品が残されています。

オスン・オソボ聖林の最大の特徴は、女神オスンを信仰していたヨルバ人ではなく、芸術家たちによって森林を保護する活動が行われたことにあります。

世界遺産への登録に当たっては、オスン川流域で豊かな動物層・植物相を育んでいるこの木立ちと、一体化している数々の社などが、ヨルバ人の持っていた伝統的な世界観を良く示す文化的景観を形成している点や、類似の祭祀場が他ではほとんど見られなくなっている点なども評価されています。

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