新野七瀬

1997/8/7 生まれ。大阪出身。 俳優をしています。 お酒の話とか、思い出話とか、…

新野七瀬

1997/8/7 生まれ。大阪出身。 俳優をしています。 お酒の話とか、思い出話とか、考えていることとか。

マガジン

  • お酒にまつわるやつ

    酒好きの人間が酒にまつわる話を書いています。

最近の記事

矛盾だらけだけど私は優しくありたい。

最近私の中でぐるぐると渦巻いている矛盾がある。 『優しさ』とは一体誰のためのものなんだろう。 『優しさ』とは一体なんなんだろう。 私は優しいひとでありたい。 誰かのために…その想いは確かに真実である。 その一方でやはりそれは自分のためでもある。 道を聞かれれば答えるし 街中で体調が悪そうな人がいれば力になりたい。 友だちが悩んでいれば、どうにかこうにかして寄り添いたいし。 助けてくれた人がいたらその人には全力で恩返ししたい。 両親にはずっと笑って暮らしていてほしい。

    • この世は非合理的なもので溢れている。

      合理的とか、簡潔にとか。たしかによく口にしがちだけど、世の中は非合理的だ。 なんという矛盾。 人間という動物は、生物的に子孫を残すという、生き物として最重要なこと以外に時間を割きまくっている。電車もテレビもゲームもめちゃくちゃ非合理的だ。なのに、めちゃくちゃ必要な人には必要だ。 それでいうと、私はことばにたいして、特別な感情がある。 多分、言葉に対して強いこだわりがあって。 (こだわりが強いのは言葉に対してだけではないといえばそう) 自分の中で、言葉の流行りがあって、最

      • 夏のおわり

        8月が終わる。 気がつけば蝉の鳴き声は聞こえなくなっていて、コンビニには秋味のビールが並ぶ。 ここから数日の雨で気温も下がるんだろうなと思う。 夏らしいことといえば、外を少し歩いただけで汗が額から滝のように流れてくることと、隣の家の子どもが水遊びしている声ぐらいでしか感じられなかった2021年だった。 『夏』が恋しい。 といっても、もともと人混みが苦手なので海もプールもお祭りもそもそも行かないのだけど。 夕方に昼間より少し涼しくなった外で、友だちと話しながら飲むキンキ

        • なぜ古いものに惹かれるのか。

          私が生まれる遥か何年も前に作られたもの、作品に、今を生きる私が惹かれるのはなぜだろう。 この間、明治初期に作られたアンティークの皿を買った。
 (サムネイルのもの。欠けているのは買って5日で私が落としたためである。金継ぎに挑戦することに決めた。にしても悲しい) 150年前の古いものなのに美しいと感じる。 祖母から譲られた100年ものの総絞りの浴衣も、何百年も前に書かれた文学も。 新品よりもはるかに効率も悪いし、使いにくいはずなのに。 文体が難しくて読みにくいはずなのに

        矛盾だらけだけど私は優しくありたい。

        マガジン

        • お酒にまつわるやつ
          2本

        記事

          本棚

          きっと本棚には、持ち主、『その人』が詰まっているように思う。 幼い頃から、私の本棚のセンターに鎮座しているのは、赤毛のアンシリーズ全9巻。 小学生のときに両親にクリスマスプレゼントにもらって以来、何度も読み返してきた。 特に、定期テスト前は、マンガを読み始めてしまう感覚で、現実逃避に定期テストのたびに読んでいた。 よくよく考えてみると、私は随分と赤毛のアンに影響されてきた。 ギルバートブライスが大好きで、(めちゃくちゃ表面的だが)お医者さんと結婚したいと言い続けてい

          断捨離

          毎年お盆は実家に帰っているのだが、 今年はお盆に仕事があったこと、 そしてもとより感染拡大状況を鑑みて、実家に帰ることを断念した。 両親や祖母に何の心配もせずに会える日が また遠のいてしまったことは残念だけど、 ひさしぶりに家で何にも追われることなくゆっくりできる時間を得た。 というわけで、前々から手をつけたかった書類の断捨離をすることにした。 (断捨離ってなんか序破急みたいな感じの語呂の良さあるね。) こんまり『人生がときめく片づけの魔法』に則ってはじめに衣類、次に

          連続投稿14日目。気がついたこと。

          初投稿から14日。そして等しく、連続投稿14日目を迎える。 いままでどのSNSでも毎日投稿すると言って だいたい三日坊主で終わってしまったりと続いた試しがなかったので、 続いていることが奇跡に思える。 最近は仕事も忙しかったりして、23時代に書くことも多く、大好きなアメトークとか日曜チャップリンとかネタパレとかも投稿を終えてから残り15分しか見てなかったりする。それでも書いている。えらい。 今日はたった14日ではあるが、noteを書く中で気がついたことを書く。 めっちゃ

          連続投稿14日目。気がついたこと。

          家庭教師を通して、生徒に伝えたかったこと

          いまの生徒はきっと最初で最後の生徒になるであろう。 私のことを唯一、先生と呼ぶ彼女。 小学校6年生から授業を始めて、2年が過ぎた。 ずいぶん大人になったな。 つめつめだったノートも、ちゃんと隙間開けて書けるようになって、ケアレスミスはまだまだ多いけど、随分実力はついたかなと思う。 授業以外でも、源氏物語の漫画を誕生日に送ったり、おさがりの服をあげたり。 授業に関係のない連絡を取りあったり。 先生〜っていろんな話してくれたり、 対面でやっていたときは集中できなくて2人で一

          家庭教師を通して、生徒に伝えたかったこと

          小学生の頃の夢。宝塚の男役トップスターに憧れたころ。

          10〜12才のころ、私は宝塚歌劇団の男役トップスターに憧れていた。 大きな羽を背負い、燕尾服を着て、宝塚大劇場の中央で踊り歌うのが夢だった。 小学校1年生からクラシックバレエを習っていたが、 それに加えて声楽も小5のころから、宝塚歌劇団出身の先生に教えてもらうため、 自宅から1時間半電車に乗って、宝塚駅から2駅、逆瀬川駅まで通っていた。 おこづかいやお年玉は全て貯めて、 宝塚大劇場の当日券に並んで何回も観劇したり。 流し目やウインクの練習、 あとはフィナーレの曲を聴きなが

          小学生の頃の夢。宝塚の男役トップスターに憧れたころ。

          子犬の4ヶ月

          今日は午後から友だちの子犬と一緒にお留守番をしていた 彼女が友だちの家にやってきてからまだ4ヶ月だ。 4ヶ月前に友達が小さなチワックスを連れ帰った日に、わたしもこの小さなワンコと邂逅した。 やってきたころは、サンドイッチぐらいの大きさで、吠えもしないし大人しくゆったりとした子だったので、『ゆくり』と名付けられた………… のだが、いまやワガママお嬢だ。 お嬢はスレンダーで筋肉質な強靭な足腰を持ち、 遊んであげないと吠えるし、 でも放っておいたら放っておいたで 1人で部屋を

          子犬の4ヶ月

          トゥルゲーネフ『初恋』 -読書感想文

          トゥルゲーネフ『初恋』沼野恭子訳 光文社 古典新訳文庫 1860年に雑誌『読書文庫』に発表されたイワン・ツルゲーネフによる中編小説。半自伝的性格を持ち、作者が生涯で最も愛した小説と言われている。 あらすじ16歳のウラジーミルは恋をする。 隣に越してきた年上の公爵令嬢ジナイーダにに一目惚れしたのだった。 ウラジーミルは初めての恋に戸惑いながらも思いは燃え上がる。 そんな彼の気持ちに気が付きながらも、ジナイーダはウラジーミルを弄ぶのだった。 しかし、ある日ジナイーダの顔色が

          トゥルゲーネフ『初恋』 -読書感想文

          母のはなし

          今日8/6は、わたしの23歳最終日。 私がこの世に生を受けてから、8,765日らしい。 母が私を産んでからも等しく、8,765日である。 子は親の背中を見て育つものである。 まあよく似ている。 部屋の角に何度も小指をぶつけるぐらいどんくさいし、 家の中で物をよく失くすし、 鼻炎なので毎日くしゃみするし、 気管の位置が悪いのか食べながらよく咽せるし、 慌ただしくてうるさい。 よく考えたら泣き虫は母親似だな。 焼酎はもっぱら水割り派である。 おそらく母の影響だろう。 幼

          母のはなし

          人生の目標

          24年間生きてきてどうもそうらしいと気がついたが、 人生ってそんなに簡単に上手くいかないものである。 多分、山手線ですし詰めにされているひとも、 いまスーパーでささみを手に取った人も、 テレビでキラキラ輝いているように見えるあのひとも、 みんな、『あー、なんかうまくいかねぇな』って思ったことがあると思う。 (思ったことがない人がいたらごめんなさい。) 私も例によってそうである。 家を出る前にちゃんと天気予報見て洗濯物を干してきたのに雨が降ったり、 見たかったテレビ番組

          人生の目標

          焼酎のような人間

          今日は茄子の揚げ浸しときゅうりとみょうがの酢醤油漬けが上手にできたので、焼酎のソーダ割と一緒に飲んでいる。そして、飲みながらnoteをかいている。 夏だなぁ。8月だもんね。 夏野菜がおいしい季節ですよ、つまみの作りがいがあります。 それにしても焼酎って凄い。お茶とも水ともソーダともホッピーとも合う。 それでいて、ロックやストレートでも飲めてしまうし、割り物になったとしても自分の良さも消さない。さらには梅とかレモンとか入れても美味しいし。 黒糖焼酎は焼酎にはじめましての

          焼酎のような人間

          方言と人格

          お酒で人格が変わる人って言うのはよく聞くけれど、あれってもともと持ってる性格が、アルコールで錯乱してペラっと出てくる感じなんですかね。 普段の私は割と根暗で人見知りである。 初対面の人と話すときには、めちゃくちゃ気合入れないと話せなくて大体空回りするし、美容師さんにはできるだけ話しかけられたくないし。 でも昔からそうだっけな〜と思うとそうでもない気がする。 あっけらかんとした明るさ、みたいなものを持っていたように思う。 人格、かわったんか? 違う、話す言葉が変わった

          方言と人格

          中毒

          初投稿は自己紹介だったが、今回も少し自己紹介に近い。 中毒ある物体を摂取することで、薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。 転じて 置かれた状況になれて特に変わったことだとは感じなくなること。また、あるものへの依存が強く、ちょっとでも不足すると非常に強い飢餓感をもつこと。(口語)  中毒という言葉が口語的に『何かに対して没頭すること』として使われるよなと思って調べてみた。もとの意味はやっぱり、毒だけあってなんか怖いし強いな。そもそも毒って漢字