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【全文無料】ポケカ始めて1年でWCS出てきた話


こんにちは!
ななせです。

このたび、WCS2024に出場してきましたので、
今回は記録として、色々書いていきたいと思います。


デッキはルギアを使いました。
戦績5-2-1で、結果は147位 / 1146人


ポケカ歴1年でWCS上位になって伝説になってやるぜガハハなんて思っていましたけど、世界の壁は厚かったです。
調子乗ってすみませんでした。。

「回収ネット」ってなんぞ?
ってレベルの新人くんなので、温かい目で読んでいただけると幸いです。



0.自己紹介

簡単に済ませます。

リザードンが好きなので、リザードンexの収録をきっかけに、去年の8月ポケカデビュー。
それまでは、遊戯王とヴァンガードをやっていました。

今シーズンの実績としては、
・CL2024札幌 3位
・自主大会優勝・準優勝多数
といったところです。

CSPは低かったので、CLで世界権利を取った形になります。


1.デッキ選択

デッキについては、かなり早い段階でルギアと決めていました。

理由は2つ。

①CL札幌で世界権利を取った際にルギアを使用しており、それからもずっとルギアをメインに触っていたので、練度に自信があった。

②国内ではレジドラゴがトップシェアで、そこに有利だったため。

世界権利者のみの練習会には、何度か参加しましたが、勝率は8割超で、良い調子でした。

そんなときに大きな壁が立ちはだかります。
理論上最強デッキことサーナイトです。


①対サナ

練習会に参加していた方たちのデッキは、
「レジドラゴ」
「リザードン」
「ライコポン」
「ルギア」
ばかりで、サナの使用者が全然いませんでした。

BO3ということで時間コントロールが難しいので、みんな避けていたのでしょうか。

身内とフリーした際に、改造ハンマー入りのサナにぼこぼこにされてから強く問題視するようになりました。


さらにアンフェアターボツキのnoteも出てきて、こちらならサナに楽して勝つことができるので、ルギアと非常に迷いました。

(めちゃくちゃいいnoteです。勉強になりました。)


最終的にチームメンバーと話し合い、海外のサナに改造ハンマーが入っていることは少ないと読み、ルギアのままとすることにしました。

改造ハンマーが入っていないサナであれば、攻め方を工夫すれば勝ち越すことができます。
実際、WCSで当たったサナには改造ハンマーは全く採用されていませんでした。

練度の差も理由の一つだったので、もっと練習する時間があればアンフェアターボツキにしていた可能性が高いです。


デッキレシピも決まり、いよいよのところで、悲報が舞い込みます。

【悲報】海外でイバラ単が大流行

やぁ。



②イバラ増加

まじ勘弁してくれ~〜

ハワイ出発1週間前にX上で話題になって知りました。
練習できる時間は残り1週間なので、今更デッキを変えることはできません。

ハバカミを入れればイバラ単にも勝てることが練習段階で分かったため、デッキを1枚のみ変更して、ルギアで強行突破することに。

結果、WCSでは1度もイバラに当たりませんでした


一応、サイドイベントでイバラ単と4回当たりましたが、事前練習のおかげで1敗もしていません!

全国のルギア使い、イバラに負けんなよ!!


2.練習方法

WCS練習を行うにあたり、
以下3つを重要視していました。

①50分を測れる体内時計。
②降参の見極め。
③BO3を8本連続でできるスタミナ。

①50分を測れる体内時計。

日本では25分1本勝負なので、25分の時間感覚に慣れてしまっているところを修正していく必要があります。
これについては、とにかくBO3 50分での練習試合を繰り返しました。

弟がポケカをやっていたので、毎晩のように50分のBO3に付き合ってもらっていました。
ありがとう、弟。

最終的にタイマーを見ずとも50分の終了時間がおおよそ分かるようになりました。

ちなみに本番では、これがかなり活きました。
会場には試合のタイマーがなく、現在時刻が表示される時計があるのみでした。

パッと確認した限り、時計は近くに2~3個しかなく、席によっては全く見えなかったので、この体内時計にだいぶ助けられました。


②降参の見極め。

ルギアは戦える手札と戦えない手札との差が著しいので、元から判断はしやすかったです。
一応、降参するときには周囲の友人に聞いて意見を求めるようにしていました。


③BO3を8本連続でできるスタミナ。

元から集中力はある人間だったので、今回は単純な体力増強を図りました。

どんなに疲れた日も毎日必ず筋トレをしました。
マジでポケカってスポーツだなと感じた練習期間でしたね…。


ちなみに…

終わった今だから言えますけど、
正直WCSの練習期間はマジでしんどかったです。

ひたすらに勝つことを目的とした練習の繰り返しで、ポケカを楽しいと感じた瞬間はほとんどありませんでした。


ポケカが嫌いになった時期さえもあります。

辛くてWCS出場をやめようと考えた日もあります。


でも安心してください。
WCS当日は、これまでのカードゲーム人生の中でぶっちぎりで幸せな時間でした。
辛かった練習の日々が一瞬にして報われました。

世界最高峰のプレイヤーたちと丸一日真剣勝負をすることができる。
これ以上のスリル他にないでしょう。

海外のプレイヤーは明るい方ばかりで、
試合前の雑談のおかげで緊張は一切なく、ただひたすらに楽しい8試合でした!


ハイキュー語録で言うと黒尾鉄朗が言う「ご褒美タイム」ってやつ。
しんどい時間は超えてきた。

こんな楽しいご褒美タイムがあるなら、またいくらでも練習すると思います。


3.事前に知っておいたほうがいいこと

私がWCSに出ることが決まった際、あまりにも知識がなさすぎてWCS2023のnoteを読み漁りました。

同じようなことになる方が今後いらっしゃるかと思いますので、こちらにまとめます。
(参考になるかわかりませんが…)

【50分はある程度測れるようにする】
前述の通りです。
タイマーが見れる席に座れるとは限りません。

【イカサマ注意】
WCSでは、巧妙なイカサマが多いと聞いていたので、
相手ターンは手札を置いて、相手の動きを注視するようにしていました。
たった8試合ですが、
「使用済みの特性をもう一度使用」
「手貼りを2回」
「サポを2回打つ」
ここら辺はよくありました。

【最低限英語を覚える】
私は海外に住んでいたことがあるので、問題なくコミュニケーションが取れましたが、ジャッジを呼ぼうにも状況説明が上手くできないと困ります。
「ナンジャモ」「ペパー」「すごいつりざお」等のよく使用するカードは、英語名を覚えておくことをおススメします。

【早指しできるようになる】
BO3なので、残り10分とかで3試合目に突入するなんてことはよくあります。
そうなると3試合目は、相手もかなり早くプレイをしてくるようになります。
早指しの練習をして、対応できるようにしておきましょう。

【上着必須】
席によってはかなり寒かったです。
アメリカあるあるですね。

【ルールブックをしっかり読む】
毎年そうかは分からないですが、今年は事前にメールでルールブック(PDF)が送られてきました。
カードの置き場所や、BO3の勝敗ルールなど、日本と異なる部分が多いので、隅から隅まで読むこと。


4.さいごに

ポケカを始めて、最初に出たCL札幌で盾を獲得、
そのままWCS出場まで行って、怒涛の1年間でした。

WCSに出させてくれた家族のみんな、
練習に付き合ってくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

次シーズンも実績を残せるよう頑張りますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

それではまた!

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