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2「君と友になる為には7つの条件が重なった時だけ 〜奇跡編〜」③

その時だった。全ての始まりは、この時だったんだ。

同じタイミングで並ぶのでは無く、たまたま隣になるような場所にいたこと。


そんなの、計算できる訳がなければ、2列になるとも思っていなかった。

1人で来ていた私に、同じく1人で来ていた君から、

「お1人ですか?」って。嬉しかった。


その後、話が弾み一緒になって楽しくイベントに参加した。私の何日も前からの不安は、すっかり消えていた。

思っている事が現実になる事は少ない。

ただ、悪く考える事で不安な事は本当に引き寄せてしまうかもしれない。
人間のモチベーションなんて、そういうものでしょ?
日々のルーティンで、一つでも手順を間違えたら、何かを忘れたりする。
でも私は、久しぶりに不安や恐怖から完璧に離れる事ができた。いつも、

『大丈夫』って言い聞かせなくても上手く過ごせたんだ。

感謝しかなかった。


君と繋がっていたいけど、お礼だけ言って帰るしかないのか…と、思っていた。

すると君は、

「どっち方面の電車に乗るんですか?」そう聞いてくれたね。

その言葉も必要不可欠だった。本当にビックリした。

だって、最寄駅が隣だったんだもの。