難病手帳の申請方法

難病手帳の申請の仕方についてまとめました。
難病手帳とは通称で、正式名称は、
「特定医療費(指定難病)受給者票」と言います。

これらの書類を申請する為の一連の流れは
病院でもあまり詳しく教えてもらえなくて
まごつきましたので、まとめてみました。

難病手帳の支給対象は、
難病法に指定された病気であると診断されている事。
また、難病手帳の発行対象の状態である事です。
(診断されればOKの疾患と、パーキンソン病など
 常生活への支障が一定以上である必要があります)

難病手帳の補助対象についてですが、
難病手帳で助成されるのは、手帳に記載された病院のみです。
難病に対する医療費(診察・治療・投薬)は2割負担
請求金額は収入により上限(手帳に記載)があります。

酸素療法などをしている人は、また助成があるようですが、
私は利用しておらず、詳細は未確認です。


まとめ

概ねの流れは、以下のようになっています

①診断
②障害福祉課で書類(調査票等)をもらう
③病院の窓口に調査票を提出する
④病院で書いてもらった主治医意見書を受け取る
⑤市役所の障害福祉課に申請書を提出する
⑥認定されると受給者証(難病手帳)が届きます

①診断

当然ですが、医師の診断が必要です。
また、難病の書類かがける医師か確認が必要になります。
(診断結果を使えてくれた場合は、書けることが多いです)

また、今後どこの病院で治療を受けるかを考えます。
往診医もOKですが、難病を診ることができるか、
確認と依頼が必要です。
※難病の医療は、難病法の適応になるので医療費の請求が変わります。


②障害福祉課で書類(申込書・調査票等)をもらう
③病院の窓口に提出する

市役所の障害福祉課に行って書類一式ををもらいます。
病院には書類がなく、また、取り寄せて書いてくれません
その時に手続きの説明をしてもらえますので、それに従います。

病院に提出する調査票は障害によって内容が変わるので、
何の病気かを伝え、それにあった書類を受け取ります。

体調や付き添いがいないなど、直接市役所に行けないときは、
電話で相談すると融通してくれたりします。
(とりに行くことが難しい人は相談してみてください。)


④病院で書いてもらった調査票を受け取る

調査票を出してもらうのには、文書料としてお金がかかります。
(病院によって違いますが、2000~5000円が多い様子です)

書類作成に時間がかかります。
依頼してすぐには手元にこないです。
(私の場合は、だいたい1カ月ほど待ちました)


⑤市役所の障害福祉課に書類を提出する

できるだけ早く市役所に出しましょう。提出日大事です。
(認定されれば、この提出日から難病に関する医療費が助成されます)

申請書の中に、どこの医療機関が診察するか
病院名を書く欄があります。
この医療機関のみが、助成対象になりますので、
調査票を書いてもらっている間に考えておきましょう。

障害者手帳と違うのは、申請した病院(複数可能)と薬局で
「難病に関する医療費」だけが上限付きで補助されます。
(難病患者として認定された場合)

また、この提出日以降の医療費は助成対象になりますので、
難病手帳に同封されてくる、請求書を書くと差額が返金されます。
(私は100円程度だったので、面倒になって申請しませんでした)

その他の助成はあまりないです・・・。
時々、携帯の会社でも割引対象になります。(某携帯会社1社は確認済み)
その他は、タクシーや美術館等がごく稀に対象にしているので
利用するまえに、料金の確認をされると良いと思います。
(ほぼ、対象外ですが・・・。)


⑥認定されると受給者証(難病手帳)が届きます

認定されると、自宅に郵送されてきます。
(確か2~3カ月ほど待ったような気がします)
都道府県によって体裁がちがいます(笑)

特に呼ばれて使い方やサービス提供の説明など、
何もありませんでした。
難病手帳と一緒に医療費返還の申請書が入ってくるので、
薬を処方してもらったり、治療をしたり、入院している人は
申請書を提出すると差額が戻ってきます。


最後に

今回まとめてみて、医療費の補助以外何もない
制度だなと再認識しました。

難病手帳の面倒なことは、毎年6月頃に
難病手帳の更新のための調査票が届くので、
毎年、病院に文書料を支払って調査票を書いてもらわなけば
ならないことです。

調査票を読んでみると(封をされずに渡されるので読めます)
先生が自分の状態をどのようにとらえているかわかり、
面白いです。

申請する方の参考になれば幸いです。

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