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製菓衛生師試験まとめ 製菓理論⑧チョコレート

本日はチョコレートについてまとめました。この調子でまとめて、試験当日までに勉強が終わるのか焦り始めています・・・。


チョコレートの原料

カカオ豆
  ↓外皮・胚芽を除く
カカオマス
  ↓(圧搾)
ココアバター・ココアパウダー 
      

チョコレートの成分

テオブロミン
カカオ豆中に3.5%、苦み(無色の結晶)
ココアバター中には含まれていない

カカオタンニン
カカオ豆に7~9%、色相(チョコレートの色)、渋み(味・香)
酸化しやすく、空気に触れるとカカオレッド・カカオブラウンに変化


テンパリングとブルーム

テンパリング(32~34℃で再結晶が起こる)
チョコレートは、口腔内でも異物感なくとろける感じが特徴である。そのために油脂は可塑性範囲が狭いものを用い、テンパリングを適正に行うことが大切である。

ブルーム

発生すると独特の滑らかな粘性を失って、テクスチャーや香味が落ちる
チョコレートの表面に白色の粉・白色の層・チョコレート独特のつやや光沢が消える現象
白色の粉(シュガーブルーム):高湿度や温度管理の失敗、通年18℃に保つ
白色の層(ファットブルーム):テンパリングの失敗

      

原料チョコレートの種類

ココアバター
カカオ豆から得られる高純度の脂肪の呼び名
カカオ豆の50%の成分、カカオマスから圧搾した脂肪
カカオ特有の芳香を持っている
大部分が飽和脂肪酸で占められ、極めて安定した植物油脂
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸で低級脂肪酸が少ない)
可塑性の範囲が狭く、チョコレートの口どけのよさに影響する
淡黄白色で融点が33~35℃、凝固点は27℃内外(固体脂肪)
Ⅰ~Ⅵ型までの5種類の結晶型がある(結晶は不安定なものほど融点が低い)
         
         
ココアパウダー
カカオマスからカカオバターを2/3取り除いたもの
ココアバターが含まれている
品質は色、香り、ココアバターの含入率が重要


純チョコレート(カカオマス+粉糖+粉乳+ココアバター)
スイートチョコレートなどの素材になる
テンパリングを誤るとブルームが起きやすい
異種脂肪が入っていないので、風味は極めて良好(高級チョコレート)

チョコレート(カカオマス+粉糖+粉乳+ココアバター+α)
準チョコレートよりチョコレート成分が多い

準チョコレート
融点が調整しやすく(されており)、テンパリングしやすい

※純チョコレート・チョコレート・準チョコレートの水分は3%(公正競争規約)


チョコレートの種類

スイートチョコレート(カカオマス+砂糖+カカオバター+ ×  +レシチン+バニラ)

ミルクチョコレート (カカオマス+砂糖+カカオバター+全脂粉乳+ ×)

ホワイトチョコレート(  ×  +砂糖+カカオバター+全脂粉乳+レシチン+バニラ)

パータ・グラッセ:カカオマス(カカオ豆から外皮と胚芽を取り除いたもの)からカカオバターを除き+砂糖+植物性油脂


製菓理論はもうすぐ折り返し地点です。
製菓理論が一番範囲が広く問題が多様なのではないでしょうか?

こちらの内容のまとめは、専門学校で配られた資料と「これで合格製菓衛生師試験問題集2020(全国製菓衛生師養成施設協会・編 Gakken社)」の内容を突き合わせてまとめたものです。


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