読んだ。
こんにちは。寒くて暗い時期が好きな私はこれから暑くなるっていうのに春を喜べないタイプの人間です。
でも今週読んだのは石田衣良の「東京DOLL」
まあ有名どこも有名どこだし、超古いけど今更ながら適当に手に取って読みました。
ぐっぢゅぐぢゅの恋愛小説
もうぐっぢゅぐぢゅ。
セックスシーン多いし、内容としてはありきたりちゃありきたりなピグマリオン。ヨリみたいな女の子わたしもずぶずぶに好きやけどね。でも裕香ええ女やぞ、めちゃくちゃ後悔しろMG。
恋愛のピークお互いが運命で特別でってなってるところだけを切り取ったような作品。だから私は物語の後ろ4分の1くらいから超面白いなと思うた。そこまではほとんどそこを盛り上げるための序文。
この本読んで改めて気づいたよって話
最初っからこの本読みにくくて。私。
恋愛小説読まないし、苦手なんだろうなとか思ってたんだけど…浅草のシーンで気がついたの。
あ、この描写めちゃくちゃ綺麗、浅草知ってたらすんげえ場面が浮かぶ…。ん、あ、なんで読みにくいかわかった。私がわからないからだ。
本を読むということには結構読み手に知識というか、把握する材料を持ってなきゃいけない場面が多い。
主人公金持ちやからぽんぽんブランドの服やら高え車やらオーディオやらの話をキャラクター設定に描いてんだけど…なにひとっっつしらん。
知らんからわからん。金持ちなんやなぁくらいしか読み取れん。
タイトルに「東京」っていうだけあってめちゃくちゃ東京の街を切り取って正確で的確な情景描写がされてるんだろうけど、全く場面が想像できない。知らないから。
キャラクター作りも綿密でその人の服装や好きなブランド、食べ物、乗り物でとても演出されてるはずなのに。知らんから読み流しちゃった情報もたくさんあったと思う。
極端なことを言えば(雨が降ってるのをみたことない人)に(窓がバシャバシャ音を立てている)とか(しっとりと地面を濡らしていく)とか言われても「は?」ってなると思うの。私は多分この作品においてはその(雨が降ってるのをみたことない人)なの。
この作品を読み味わうのにわたしはレベルが足りてなかったんだなと思う。
やっぱり本を読むってええよね。簡単な自分に届くレベルだけの読書も十分楽しくて好きだけど、私はたまにこういうのにぶち当たるのもまたいいなぁってなる。
ブランドも車も興味ないけど自分のキャパ広げるためにちょっと調べとくか。
じゃ。
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