知的好奇心を揺さぶる 『マンガは哲学する』
マンガと哲学って絶対に面白い組み合わせ!とワクワクして手に取ると、裏表紙の説明文に惹かれ、序文を開いて既に大共感です。中途半端にまじめな話に嫌気がさすが気持ち、すごくわかります。期待を裏切られない大満足の一冊でした。
存在や自己、夢や人生、世界や時間についてのこんがらがる哲学的問題や問題提起の仕方を、噛み砕いた言葉と的確なマンガの引用で深めていきます。筆者流・物語の哲学的な読み方vs文学的な読み方の違いも面白く、知的好奇心が揺さぶられます。マンガの世界ってこんなに豊かだった