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スタジオリニューアル、軌道変更えっちらおっちら

さて、結論から言うと融資は受けられませんでした。

その話この間もしたやん、となっている人。
地銀でもダメだったのです。

仕方ないです。
やれるだけのことはやったので、時間と労力を費やすのなら他のことに精力を傾ける。

やーそれにしたって、止めるのってお金かかるよね。

着工寸前で止めていた工事も、図面製作や提案にコストがかかっているのでキャンセル料がかかってくる。

WEBサイトの方はキャンセルしようと思ったけど補助金を使った場合の実質負担金額とキャンセル料がさほど変わらないので、補助金が採択されるのを待ってから仕様を変えて制作することにした。

ところが工事は延ばしさえすれば資金調達ができるというものでもない。資金調達の見込みが薄いとなれば、キャンセルせざるを得ない。

提案に際しては資料を作って、何回もミーティング重ねて、一つの仕様変更の裏にたくさんのやり取りは発生していることも承知しているので、そこは相手が弊社の発注を信じて付き合ってくれたことに敬意を表したい。そして先方もそれを求めている。

この場合の敬意は金である。仕事ですもの。

正直、今の状況で何の売上にも繋がらない出来事でキャッシュが減るのはめちゃくちゃにしんどい。
結局のところ全てのリスクは自分の肩に乗っかっているので、自分が引き受けるしかない。本当に?進めていたのはわたし一人じゃないのに?仕方ない、自分の名前が前面に出ていたんだから。

工事を自分の判断で止めておいてよかった、上に言われるままに融資をあてにして工事を進めていたら早々に詰んでいた。
着手金はなんとかなっても中間支払ができず、工事が完了しないままキャッシュがショートしておしまいという最悪の未来。

あくまでそれは結果論でしかないけれど、上と意見が対立した時の自分にはそちらの未来が色濃く見えていたんだもの。だからどうしても進めることに前向きになれなかった。実際、自分が今全部背負うことになっているし。

出資してもらえるという話も事が起こってから一瞬出たけれど、貸付なのか投資なのか具体的な中身の話に至らず、融資が駄目でもなんとかするよって話なのか、それともスケジュール優先で自己資金に切り替えようぜって話なのかもわからなくて、一瞬の夢だった。正直なところ、期待した分だけ落胆が大きかった。

それにしても、一連の出来事に自分なりとはいえ正対し、建設的に考え、最善の道を探すように努めていたのに、なかなかな言われようをしたもんだなあ、なんて恨み節が一瞬だけど頭をよぎる。

ネガティブな感情が沸き、自覚したのはここ一週間で初めてだったかもしれない。人の気も知らないで、すっげえムカつく、と口の中で呟いた。声にもならない声だけど、叫びのような、自分のものとは思えないざらついた言葉にびっくりした。

だけどそんな自己中心的な気持ちと向き合えて、何かがすとんと腑に落ちた。

自分は傷ついていたし、腹立たしかったし、悔しかった。

それを認めた瞬間、ようやくちゃんと前に進める気がしたよ。

引き続き方々に頭を下げてきます。

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