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【8月13日】ありきたりのことばしかうかばないけれど。

一期一会とか、人生万事塞翁が馬とか、禍福は糾える縄の如し、とか。そういうありきたりの言葉しか浮かばない尊い出来事、出会いってあるよなあ。

そう、事故に遭ってね、何が困るって立ち仕事も水仕事も基本できないんですよね。昨日は実家の母親「野菜持って何か作りに行こうか?」って言ってくれて嬉しかったなあ。母、料理めちゃくちゃ上手い。和裁も洋裁もできる。絵も上手い。私と違って常識人のモラリスト。

うちの母親まじスーパーウーマン。

元銀行員のスキルで家業の経理をばりばりこなし、子ども4人を育て上げ、住み込みの若い衆の面倒も見て。家のことばかりで、母が自分のことをする時間が全然なかったと思う。それどころか今も介護してるしな。わたしが東京で好き放題してていいんだろうか、とたまに思うけれど、本当に甘えさせてもらってる。

なんか去年はやたらいろんな人から僭越ながらも「菩薩」とか「女神」と評されたんだけど、そういう愛情深い要素は間違いなく母から受け継いだものだろうなあ。

私自身は母性はそんなに強い方ではなく、どっちかっていうと喜捨(ちょっと穿った感じだけど)寄りだと思う。あるものを余分に持っているなら、いや、余分でなくてもそれが必要な人がいるなら分けようじゃないの、の精神。

確かに一時期すべてを肯定して受け入れるってやっていた時期はあるんだけど、自分の限界までやってみて、ああ、わたしはこのタイプじゃないな、って思った。自分軸で好きに生きて、その手が届く範囲の人と手を繋いでいくのが向いてるんだろうな、と。

そんな私が今度プロデュース?しますのは、こちら。

おかげさまで予約満了、キャンセル待ちになりました

「全部受け入れるよ」「あなたの味方だよ」と甘く、芯のある声で発信しつづけ同世代の女の子にカリスマ的な人気を誇るりりちゃんを店子に迎えてのバーイベント。気になる人は「頂き女子 りりちゃん」で検索するとだいたい出てくる。

毎週火曜日夜に高IQ者の会員向けに新宿ゴールデン街でやっている「Salon de GIFTED off-line」のさらにスピンオフ版です。

こちらのバーイベントは彼女の新たな世界を拓くため、歌舞伎町のりりちゃんという人格から離れ「まいぬ」としてカウンターに立ってもらい、会員さんと様々な対話をしてもらおうじゃないの、という目論見です。

りりちゃんファンに向けたオフ会という位置づけではないので、わたしのSNSからのみ告知していました。

詳しくはツイッターみてくれ。

え、この企画は出会ったばかりじゃなかったっけ?と思った人、正解。
たぶんまだ1週間くらいじゃないか。

とんとんとん、とまとまりまして。

初めて会った日に、この子は面白いなあ、と思ってスタジオに遊びにおいでーと声をかけ、後日ゆっくりおしゃべりしたんですよ。

りりちゃんが撮ってくれた

2時間以上は喋ってたんじゃないかなあ。すごく言語センスのいいひとで、抽象的な言葉もしっかりと受け止めて返してくれるから、久しぶりにフルスロットルで「対話」ができた!わたしにとって世界や魂のことを語るのは最高の娯楽。

わたしの人生で初めて自然体で頭の中をそのまま話をして大丈夫なんだ!という人に出会ったときの僥倖は忘れられない。特に印象深いのは20年前と、15年前の人かな。対話を通して自分の輪郭をなぞって、内面を見つめて、社会とどう接していくかを問い直す、とても貴重な時間を貰ってた。

今の彼女にとっての自分がそうだといいなあ、なんて思ってさ。

昔の自分は「わたしの話に付き合ってもらってなんていい人なんだろう」って思ってたけど、今ならちょっとわかる。上下はさほどなくて、純粋に話をするのが楽しかったんだと思う。他の人になかなか共有できない自分の世界を、その相手を通して拓いていたんだ。

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