見出し画像

vol.6 脱サラテニスコーチの好きなことで生きる秘密

みなさん、ごきげんよう。ななおです。

このブログでは、
\なんか人と違くて、気になる/
そんな自分らしく人生を楽しんで生きている人の秘訣(ヒミツ)を
インタビューを通して暴露していきます。

本日のゲストは、脱サラをして、つくば市にあるテニススクールでコーチをされている名久井さんです。まさに好きを仕事にして生きている方!
「好きなことで生きていきたい!けど・・・」そんな貴方へのオススメ記事です。

初めてインタビューをさせていただいた時は私が緊張していたのですが、
さすがコーチ業というだけあり、壁がなく柔和でとてもお話ししやすくありがたかったです。幼い頃からテニスをこよなく愛してきた名久井さんから好きなことで生きていけるための秘訣を教えていただきました。

ゲスト紹介

名久井基歩さん


千葉県出身/ESTP(起業家型)
学生時代(約4年間)に現スクールでアルバイトコーチを経験。
筑波大学院工学部卒業後、大手メーカーへ就職。
その後「テニス」を人生の軸にすることを決め、脱サラしテニススクールのコーチへ転身。1人でも多くテニスのファンを増やすべく尽力中。
▼名久井コーチのいらっしゃるテニススクール
https://t1tennis.jp/ 

サラリーマン時代のモヤモヤ

Q.元々はどんなお仕事をされていましたか?
A.広くあまねく使われるものに携わりたかったので衣食住で考えたときに、
1番興味があった「住」の業界で商品企画開発の仕事をしていました。
商品の図面を書いたり、品質評価試験を繰り返すような業務で、
土日も働いている前提で、物事が動くほどの激務な部署でした。

Q.その時の働き方に疑問を感じたのはなぜですか?
A.サラリーマンをしている自分の将来像が見えてしまったんです。
直属の上司は自分の子供の運動会にweb会議をしながら出ていたり、
社内政治に巻き込まれて進めたいことが進められない現状を見ながら、
例え昇進をして、給料が上がったとしても人生が豊かになるのか疑問に感じ、
このままサラリーマン生活をするのは違うなと思うようになりました。

原点に戻る

Q.他の企業への転職は考えましたか?
A.日本企業に転職したとしても組織の仕組みは一緒だと思ったので、そもそも考えませんでした。大手で働く中で、自分は小規模で自分で動ける・お客さんと直でやれる仕事スタイルがいいなと感じていたので、やはりテニスをやりたいと原点に戻りました。
そこで大学時代にバイトをしていたテニススクールの方に相談したところ、運よく社員が辞めて、ポストが空いたので入れ替わりで2021年2月からテニスコーチとして働くことができるようになりました。

Q.大手企業を辞めることへの不安はありましたか?
A.給料は交渉をしてある程度の担保を得ることができたので自分はすんなり決意できました。(嫁さんは戸惑っていましたがw)福利厚生や社会的地位・肩書きは求めていなかったので自分にとってはどうでもよかったです。

「死」との直面

Q.すんなり決意できたきっかけは?
A.コロナが流行り出した初期、親父が感染し、持病だった肺炎も悪化し入院することに。すごく元気だったのに、突然下手したら死ぬかもしれないという状況になったんです。
「死」に直面する経験をして、いつ何が起こるか本当に分からないんだなと痛感し、「明日死んでもいいと思えるように、やりたいことをやろう。」と思うようになりました。なので、転職時も一応考えはしましたが、内心決まっていました。
ここにいてもしょうがないし、自分にはやりたいと思えることがあって、条件も悪くない。そしたら決意するしかありませんでした。

好きなことを仕事にするコツ

Q.最初の1歩を踏み出せない人へアドバイスするなら?
A.やりたいことがある人は、スモールスタートで1人からでもやってみたらいいと思います。SNSもありなんでも始められる時代ですしね。

Q.やりたいこと・好きなことがまだ無い人はどうしたら良いですか?
A.まずは今のまま頑張ってみるというのもいいと思います。
サラリーマンとしての働き方は嫌だけど、やりたいことも特にないという人も少なくないと思うので、好きなものがあるということはとてもいいことですよね。

例えば、料理に興味があるけど、調べてみると、すでにプロとしてやっている方がいたり、技術が高く上手な人がいたりして、これは自分は勝てないな・・・。
そう思って辞めてしまう人も多いのではないですかね?

自分もプロのテニスコーチではないけれど、現時点でも貢献できるところがたくさんあると思って興味がある分野に飛び込みました。
なので突き詰めないといけない。と深く考え過ぎずまずは一旦やってみることがポイントだと思います。やってみて本気で突き詰めたいと思ったらそういう環境を作っていけばいいのではないでしょうか。

今の幸せ・やりがい

Q.どんな時に幸せを感じますか?
A.自分が好きなテニスができること。テニス好きな人たちが集まる根底が楽しい場所(コミュニティー)にいれることが幸せですね。好きなことをすることが正当化される環境に飛び込むこともありだと思います。

Q.コーチとして意識していることは?
A.グループレッスンではありますが、その中でもアドバイスをベストなタイミングでその人に合わせてすることを意識しています。常に同じメニューでの反復練習はしたくないので、表情・動き・休憩のときの歩き方・雰囲気を見てメニュー内容を変えます。

後は来てくれた生徒さんがどうしたらテニスで幸せになれるか?も考えてます。
なので生徒さんの変化が見れることは、やはりやりがいです。

(わたしの担当の濃いクラスのメンバーの写真です。)



Q.どうしてそんなにテニスが好きなんですか?
A.自分でも分かりません(笑)新しいことができた時の達成感をテニスですごく感じられますし、トライして違うと思った時にすぐに直してまたトライする感じも好きです。究極は自分が楽しんでテニスをしているだけで生活ができたらいいなと思ってます(笑)

今後の展望

Q.今後やりたいことは?
A.おぼろげにやってみたいと考えていることは、ウィンブルドンなど世界大会にスタッフとしてなのかコーチとしてなのかインタビュアーとしてなのかそれは分からないけれどもそういうブースに入って、テニスに関わる何かをしていたいです。

まとめ

お父様の死に直面してから、当たり前のように過ごしていた「毎日」の価値観が変化して、1日1日を貴重に思えるからこその「その時、やりたいことをやる。」
このメッセージがとても印象に残りました。改めて私自身もちゃんと毎日を大切に生きれているか見直す機会になりました。

そして、自分が本当に好きなことって、なんで好きなのか、その理由はないんだなと。理由は分からないけどなんか好き。この感覚は自分が幸せを感じて生きる上でとても大切な財産になりますね。まだ好きなものがない人もすでにある人も自分の想いに蓋をせずに正直に生きていくことが、「好きなことで生きていく」近道なんだなと思いました。

名久井さん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださって、みんなの背中を押してくださるような力強いお話をありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?